2012年度の担当教授と講義内容
博士前期課程
|
演習Ⅲ 石川 美子 |
【講義概要(春・秋学期)】古代から20世紀にいたる自伝(回想録)、自己描写、自画像について概観し、「わたし」の表現について考える。春学期は、まず自伝理論を見たあと、アウグスティヌス、モンテーニュ、デカルト、ルソーなどを中心に、古代から18世紀までの自伝的作品を読んでゆく。中世から18世紀までの自画像についても考察する予定。秋学期は、シャトーブリアン、スタンダール、ジッドなどを中心に、19世紀と20世紀の自伝作品を読んでゆく。 |
|
演習Ⅳ 朝比奈 弘治 |
【講義概要(春学期)】パリを舞台にした19世紀の文学作品を読む。前期はユゴー、バルザックなどの作品を精読しながら、19世紀前半のパリの姿をつかむとともに、近代文学の誕生において都市がどのような役割を演じたかを考えてゆきたい。原文講読が中心になるが、さまざまな作品や関連文献についての発表もしてもらう予定。 【講義概要(秋学期)】パリを舞台にした19世紀の文学作品を読む。後期はボードレール、ゾラなどの作品を精読しながら、19世紀の首都と呼ばれるまでになったパリの近代化の歩みをたどるとともに、都市生活と近代文学の関係について考えてゆきたい。原文講読が中心になるが、さまざまな作品や関連文献についての発表もしてもらう予定。 |
|
演習Ⅴ 慎改 康之 |
【講義概要(春・秋学期)】Daniel Arasseのいくつかのテクストを講読しつつ、美術と思想との関係について考察します。 |
|
演習Ⅶ LEVY Jacques H. |
【講義概要(春・秋学期)】ジェラール・ジュネットの『フィクションとディクション』の購読を出発点とし、現在におけるフィクション論の傾向を紹介していく。 |
|
特殊研究Ⅰ 長谷 泰 |
【講義概要(春・秋学期)】この講義を、大学院での通常の講義や参加者各人の専門的研究の枠をはずれた場(オアシス)にしたい。よって、特別のテーマやテクストをあらかじめ与えることはしない。参加者の読みたい(知りたい)テクスト(文学とはかぎらない)をひとつ、あるいは複数、徹底的に読みこなし、しかもその速読のコツを会得し、そこから、たとえ各自の専門分野外のテクストないしはテーマであっても、自己の土俵に引きいれて、それぞれの準備している論文の思考材料に接続しうるだけの応用・発想力を養うための実践的な場にしたい。要するに、基本的な読む力の養成(それがなければ、テクストに即した新たな視点や論点もおのずと発想されてくることはない)、医学なら基礎医学にあたるもの、それが通常ならざるこの講義の内容である。 |
|
特殊研究Ⅲ 有田 英也 |
【講義概要(春学期)】長編小説の技法について学ぶ。フランス語原書講読に慣れる。 【講義概要(秋学期)】前期に引き続いて原書講読に慣れる。歴史とフィクション、記憶と記述について、小説に即して議論する手法を学ぶ。 |
|
特殊研究Ⅳ 岩切 正一郎 |
【講義概要(春・秋学期)】レアリスムにおける現実ではなく、われわれの生のあり方(不安、孤独、苦悶など)が表象/表現された「現実」について、考えを深め、記述できるようになること。 |
|
特殊研究Ⅷ 巌谷 國士 |
【講義概要(春学期)】「シュルレアリスムの歴史的・国際的研究1」。シュルレアリスムについて、またシュルレアリスムとかかわりのあるさまざまな時代・地域の文学・芸術・文化について、多角的に研究する。参加者が各自テーマを立てて発表し、それにもとづいて討論と講義をおこなう。小旅行や美術館・図書館の見学や映画・演劇などの観賞を通じて、できるだけ幅広い視野と知識と理解力・構想力の獲得をめざす。今期はまず「旅」をテーマとする。 【講義概要(秋学期)】「シュルレアリスムの歴史的・国際的研究2」。春学期と同様の方法と形式によって、さらに多様なテーマをとりあげ、個人および相互間の研究を深めてゆく。合宿や展覧会見学・映画観賞などのほか、随時アーティストや研究者などをゲストに招び、体験と視野をひろげる。 |
|
基礎研究Ⅰ 齊藤 哲也 |
【講義概要(春学期)】春学期は、シュルレアリスムを中心に20世紀の絵画をとりあげます。基本的に講義形式ですすめていきますが、毎回、授業の最後にレポートを提出してもらいます。 【講義概要(秋学期)】春学期の内容をふまえて、秋学期は、シュルレアリスムと同時代のフランス絵画をあつかいます。基本的に講義形式で授業をすすめていきますが、毎回、授業の最後にレポートを提出してもらいます。 |
|
基礎研究Ⅱ 小野 正嗣 |
講義概要(春・秋学期)】授業時に指示。 |
|
基礎研究Ⅲ 杉本 圭子 |
【講義概要(春学期)】大革命後のフランスに降り立ったアメリカ人旅行者たちの見聞記をフランス語訳で読む。春学期はパリについて書かれた文章を読む。授業ではもっぱらフランス語を使用する。パリの名所や歴史的背景についての調査も適宜課される。 【講義概要(秋学期)】 大革命後のフランスに降り立ったアメリカ人旅行者たちの見聞記をフランス語訳で読む。秋学期はフランスの地方について書かれた文章を読む。授業ではもっぱらフランス語を使用する。地方都市の地理や歴史についての調査も適宜課される。 |
|
基礎研究Ⅳ 田原 いずみ |
【講義概要(春学期)】フランスだけでなく、カナダ、スイス、ベルギー、アフリカ諸国など世界に広く分布しているフランス語の現状を、主に“Francophonie”(フランス語が何らかの形で用いられている国・地域の総称。フランコフォニー・サミットが2年に一度開催されている)、“多言語主義”をキーワードにして考察する。 【講義概要(秋学期)】フランスにはフランス語の他に“地域言語(langues régionales) ”と呼ばれる言語が複数存在する。それらはフランス語の方言ではなく、独立した一つの言語であると認められている。この授業ではこれらの地域言語の実体、その背景にある歴史・文化について考察してゆく。 |