教員紹介

水落健治

プロフィール

国際基督教大学教養学部卒業
京都大学大学院文学研究科博士課程哲学専攻(西洋哲学史・中世専攻)満期退学
福井県立短期大学助教授を経て
1987年より明治学院大学助教授
1993年より明治学院大学教授
ミュンヘン大学客員研究員(1993~1995)

東京生まれ。登山とスキー、また音楽をこよなく愛するアウトドア派の哲学者です。明治学院管弦楽団の部長教授もつとめています。フルートを吹きます。

所属学会・研究会

国際中世哲学会 (S.I.P.M.)、中世哲学会(理事)、日本西洋古典学会、新プラトン主義協会(運営委員)
古代哲学会、京大中世哲学研究会、教父研究会等(運営委員)等

研究テーマ

ヨーロッパ中世哲学。古代末期~中世初期の認識論・言語哲学・論理学の研究を通して、言語による実在把握がギリシア世界からラテン世界に至ってどのように展開していったかを捉えることを課題としている。

担当科目

キリスト教の基礎、キリスト教の諸相、ラテン語、3年次ゼミなど

研究業績 (主なもの)

著書

・金子晴雄編『アウグスティヌスを学ぶ人のために』世界思想社、1993. (共著)

・『古典解釈と人間理解』山本書店 1986. (共著)

翻訳

・アンドル-・ラウス『キリスト教神秘思想の源流』
--- プラトンからディオニシオスまで --- 教文館

・アウグスティヌス『ヨハネによる福音書講解説教』(1)
教文館『アウグスティヌス著作集』第23巻 1993 (共訳)

・マルシリオ・フィチーノ『プラトン神学への誘い (1-2)』
明治学院大学 キリスト教研究所紀要 第30-31号 1998-99.

・アンモニオス・ヘルメイウー『アリストレテス「命題論」註解 (1)』
明治学院論叢 総合科学研究 第60号

・クリュシッポス『初期ストア派断片集 II』京都大学学術出版会 2002. (共訳)
京都大学学術出版会 2002.02.

・マダウラの人アプレイウス『命題について』
『新プラトン主義研究』第5号 新プラトン主義協会 2006.03.

・バルトウィン・フィッシャー アウグスティヌス、自由学芸の書『問答法について』について
明治学院大学キリスト教研究所『紀要』第39号、pp.5-107, 2006.12. 【論文】

・中期アウグスティヌスにおける聖書解釈の思想
--- De Doctrina Christiana I.7.7-II.7.11 ---
『中世思想研究』 第19号、pp.105-11. 昭和52年11月、中世哲学会

・アウグスティヌスにおける神認識への七つの霊的段階
--- その起源と成立について ---
『途上』 第9号、pp.29-51. 1978.12. 以文社

・Sentire, Intellegere, Credere
--- Augustinus, Epist.147. De videndo Deo ---
『中世思想研究』 第22号、昭和55年、中世哲学会

・トマス・アクィナスにおけるイデアの問題
--- De Veritate Q.3 ---
『途上』 第11号、 1981.2 以文社

・アリストテレスの「『存在』は類ではない」という命題について
--- Metaphy.998b-28 の Alexander Aphrodisiensis による解釈 ------
『中世哲学研究』 VERITAS 第2号、1983. 京大中世哲学研究会

・アウグスティヌスにおける FIDES と RATIO の問題
--- 認識論全体との関わりにおいて ---
『中世思想研究』 第26号、昭和59年、中世哲学会

・アレクサンドリアのフイロンにおける《聖書解釈》の問題
--- Jacques Cazeaux: Philon d'Alexandrie, l'exegete をめぐって ---
『途上』第15号、pp.163-178. 1985.9.30 以文社

・初期アウグスティヌスにおける Dialectica の問題 (1)
--- De Dialectica c.V ---
明治学院論叢『総合科学研究』 第34号 pp.19-33. 1989.10.

・初期アウグスティヌスにおける Dialectica の問題 (2)
--- De Dialectica c.V ---
明治学院論叢『総合科学研究』 第35号 pp.87-105. 1990.3.

・初期ストア哲学における認識の起源の問題 --- 論理学の基礎論として ---
『中世哲学研究』 VERITAS 第9号 1990、京大中世哲学会

・初期スコラ学の諸問題と〈論理学〉の伝統
--- 中世哲学会シンポジウム「中世哲学における〈ことば〉」意見 ---
『中世思想研究』 第32号 pp.142-144. 中世哲学会 1990.9.20.

・アウグスティヌスにおけるDe Dialecticaの著者問題をめぐって
--- 研究史と若干の考察 ---
明治学院大学 キリスト教研究所『紀要』第24号 pp.1-29.1991.7.20.

・初期アウグスティヌスにおける Dialectica の問題 (3)
--- De Dialectica c.V ---
明治学院論叢『総合科学研究』第41号 pp.21-48. 1992.3.

・アウグスティヌスとDe Dialectica
--- 著者問題に関する文献学的考察 ---
『中世思想研究』 第34号、中世哲学会

・人のことばと神のことば
--- 加藤武「CONDITIO HUMANA----Sonus et Verbum」へのコメント
『中世思想研究』 第34号 pp.91-101. 中世哲学会 1992.9.

・Augustine and De Dialectica
--- A Consideration on Author's Intention of the Work.
Studia Patristica Vols. XXIV-XXVIII,1993

・アウグスティヌスと学問 ---『キリスト教の教え』を中心に
上智大学中世研究所編『中世の学問観』1995.08.10 創文社, pp.3-35

・Augustín y el De dialectica : Intencíon del autor
(Trad.de José Anoz), Augustinus, XL, pp.156-159,
1995, Enero-DICIEMBRE, Madrid
1995

・初期アウグスティヌスにおける Dialectica の問題 (4)
--- De Dialectica c.V ---
明治学院論叢『総合科学研究』第56号 pp.103-124. 1997.3.

・dialectike und logike
中世哲学研究 VERITAS 第16号 pp.1-11. 1997.
京大中世哲学会

・διαλεκτική と λογική
『パトリスティカ ---教父研究』第5号 pp.3-39. 新世社 1999. 教父研究会

・「命題の部分」と「文の部分」
『中世思想研究』 第41号 pp.17-34. 中世哲学会 1999.

・ アウグスティヌスとストア哲学 ---『問答法について』第6章〈言語起源論〉を中心に
『パトリスティカ ---教父研究』第8号 pp.155-194. 新世社 2004. 教父研究会

・アプレイウスにおけるアリストテレス論理学とストア論理学
『新プラトン主義研究』第5号 pp.49-64. 新プラトン主義協会 2006.

・アプレイウスと『命題について』
『新プラトン主義研究』第5号 pp.91-104. 新プラトン主義協会 2006.

・カシキアクムでの自由学芸 ---初期アウグスティヌスと学問
『パトリスティカ ---教父研究』第11号 pp.31-87. 新世社 2007.12.31 教父研究会

・自由学芸の伝統
『哲学の歴史 3』 pp.76-80 中央公論新社 2008.1.25.
2008年度 毎日出版文化賞 受賞

・初期アウグスティヌスとアリストテレス --- ひとつの試論として
明治学院大学 教養教育センター紀要『カルチュール』第3巻第1号 pp.75-94. 2009..24

・子どもはいかにして言語を学ぶか
---アウグスティヌス『告白』1.8.13 の解釈 ---
明治学院大学『社会学・社会福祉学研究』第129号、pp.133-161, 2008.12.

・ギリシア哲学とキリスト教との出会い
---ユスティノス『ユダヤ人トリュフォンとの対話』序文を読む
『理想』683号、pp.2-13, 2009年9月