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第85回日本学生陸上競技対校選手権大会/大谷智希さんが出場

9月2日~4日に第85回日本学生陸上競技対校選手権大会が、埼玉県熊谷スポーツ文化公
園陸上競技場で開催されました。「日本インカレ」と呼ばれ、日本の大学生のトップが
競う大会です。



明治学院大学陸上部から大谷智希(政治2年)さんが1500mに出場しました。1500mは予選
3組に各組15名程度のエントリーがあり、各組の3位以内と4位以下でタイムの上位3名、
以上12名が決勝に残り「学生日本一」を争うことになります。

大谷さん(NO.637、黒パンツ)は予選3組に登場しました。レースはスローペースで、最
初の400mを65秒程度かかっています。大谷さんは5位~6位に位置しています。通常の練
習では60秒を目処に練習を重ねているということで、大谷さん自身もスローペースであ
ることは意識していたようです。



2週目の800mの段階でも400mを62秒ペースとスローの争いが続きます。3週目1200mにな
り前にいる外国人選手が遅れ始めます。ここで各選手が動き始めます。大谷さんも1300m
地点でトップを走りますが、後続が追いつきます。残り50mで5位~6位に位置していま
したがゴール前で脅威の粘りを見せゴールでは3位…と感じましたが、公式記録では予選
3組4位(記録は3分50秒99、3位とは0.12秒差)。タイムの上位3名に入ることを期待しま
したが、全体で4位の記録でした。予選1組では1位~3位が3分53秒台でしたので、組み
合わせに恵まれていたら…。残念ですが決勝進出を果たすことが出来ませんでした。



レース終了後、棚瀬ヘッドコーチからは「遅いペースでしたが外国人選手がいると、日
本人選手は前に行ってレースを引っ張れないですね。他の組でも引っ張った選手は最後
に失速しています。スローペースの展開で、大谷は自己記録まで1秒のレースをしてい
ますので、スピードのレベルは上がっています。上り調子で決勝進出を期待していたの
ですが…」といったコメントがありました。
大谷さんからは「スローペースなのは当然わかっていました。でも、自分で仕掛ける勇
気と実力が無かったのだと思います。残念です」といったコメントを貰いました。

この大会はリオオリンピックでメダルを取った東洋大学の桐生さんも出場しています。
全国の大学生で13位で走ることが証明されたわけですので、明治学院大学としても大変
誇りに思える結果だったと思います。
ちなみに1500m決勝もスローペースで、大谷さんの予選での記録ですと決勝では4位に該
当しました。

10月15日(土)は箱根駅伝予選会です。大谷さんだけでなく、陸上部の長距離ブロックは
次の目標に照準を合わせていただきたいと思います。大健闘の日本インカレでした。

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