心理学専攻 (博士前期課程・博士後期課程)
現代社会の要請に応える、確かで専門的な実践・研究力を持った人材を養成
心理学専攻博士前期課程は、現代社会の要請に応えて、「こころを探り、人を支える」ことのできる人材養成に力を入れ、心理学の基礎領域の研究、および高度な実践家の育成をめざしています。そのために、発達心理学、障害児・者心理学、臨床心理学、精神医学、社会心理学、生理心理学などのほかに、実習を重視したカリキュラム編成をしています。博士前期課程は、教育・発達心理学コースと臨床心理学コースの2コースとなっており、「教育・発達心理学コース」では基礎領域の研究者、教員、障害児・者の指導者、子育て支援従事者、成人・高齢者支援従事者などの専門家の養成とスキルアップをめざします。また「臨床心理学コース」では、「こころ」の問題を多面的に理解し援助するため、臨床心理学に関する基礎とさまざまな理論・実践を学んでゆきます。博士後期課程では、「教育・発達心理学分野」および「臨床心理学分野」をカリキュラムの柱とし、それぞれの分野における研究者および実践家の指導者の養成をめざします。2つの分野における特別演習科目に加え、特別講義科目を修得することにより、学生の個別専門的な研究に偏らない広い研究的視野の形成をねらいとしています。これらの博士後期課程担当教員として、すべて博士号を有する専任教員を配置し、充実した研究指導を行っています。
TOPICS 心理臨床センターを活用し、充実した実習・研究が行われています。
2009年、高輪校舎に心理臨床センターが新築移転され、心理学専攻の教育環境もより充実してきました。この心理臨床センターは、地域の方々への相談サービスを提供する機関として、さまざまな心理的な問題でお困りの方の相談に応じています。プレイルームや箱庭ルーム、アクティビティルーム、面接室など充実した施設により、相談サービスだけでなく、大学院生の臨床実習教育機関として、心理学の臨床・実習・実験などにも利用されています。また、地下には、大学院教室、心理学専攻院生用の研究室やパソコンルームがあり、集中して研究できる環境を提供しています。
修了後の進路
教育・発達心理学コース
教育委員会(教育相談員、巡回相談員・就学相談員等)、療育センター(心理職)、本学心理学部付属心理臨床センター(心理職)、
公務員(心理職、福祉職)、法務技官(心理)、特別支援学校教諭、スクールカウンセラー、企業、博士後期課程進学
臨床心理学コース
医療センター(心理士)、クリニック(心理士)、精神科病院(心理士)、精神保健福祉センター(心理担当)、児童相談所(心理判定員)、学生相談室カウンセラー、
スクールカウンセラー、教育相談機関(就学・教育相談員)、警察(心理判定員)、公務員(心理職)、研究員、専門学校教員、企業研究員、博士後期課程進学
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臨床心理士資格について
臨床心理学コースは、財団法人日本臨床心理士資格認定協会の認定する臨床心理士養成大学院第一種指定校です。修了生は、修了後の秋に行われる臨床心理士試験の受験資格を得ることができます。
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臨床発達心理士資格について
教育・発達心理学コースの修了者は、臨床発達心理士資格試験を受験することが可能です。臨床発達心理士は、日本発達心理学会をはじめとする関連諸学会連合認定資格です。臨床発達心理士とは、育児や子育てに関わる問題、障害児・者支援に関わる問題などについて発達的視点に立って具体的な支援をする専門家です。
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教授の主な専門領域
教育・発達心理学コース
| 氏名 |
主な専門領域 |
研究指導内容 |
| 緒方明子 教授 |
障害児者・心理学 |
発達障害のある子ども・担任教師・家族への有効な支援方法、二次障害を防ぐ支援方法について研究指導する。 |
| 金子 健 教授 |
特別支援教育学 |
障害のある子どもたちの発達や学習のメカニズムの理解に基づく、学校や地域社会での支援の構築について研究指導する。 |
| 金城 光 教授 |
認知心理学 |
記憶を中心に、人間の自己の認知の理解、メタ認知の発達の観点から研究指導する。 |
| 小林潤一郎 教授 |
発達小児科学 |
知的障害、発達障害における医療と教育の連携、自閉症スペクトラム障害児の予防的な心の健康支援について研究指導する。 |
| 田中知恵 准教授 |
産業・組織心理学 |
自己ならびに他者関連情報などの社会的情報処理過程における感情状態の影響とそのプロセスについて研究指導する。 |
| 野村信威 専任講師 |
生涯発達心理学、高齢者心理学 |
高齢者への対人援助手段である回想法のもつ心理的効果について研究指導する。 |
| 花田安弘 教授 |
生理心理学 |
記憶に関係する海馬などの部位の脳波や細胞活動から、記憶の仕組みを研究指導する。 |
| 藤﨑眞知代 教授 |
生涯発達心理学 |
子どもの自己の発達と保育カンファレンスを通した親・保育者としての発達との関連等について研究指導する。 |
| 松村茂治 教授 |
教育心理学、学校心理学 |
義務教育、特に小学校における教師と子どもとの関係づくり(学級経営)について研究指導する。 |
| 宮本聡介 准教授 |
社会心理学、社会的認知 |
対人認知・対人コミュニケーションにかかわる諸現象のメカニズムを、社会的認知の視点から研究指導する。 |
| 山崎 晃 教授 |
生涯発達心理学 |
幼児・児童・青年期における人間関係、視覚と触覚のクロスモダリティ、自己実現について研究指導する。 |
臨床心理学コース
| 氏名 |
主な専門領域 |
研究指導内容 |
| 阿部 裕 教授 |
臨床精神医学 |
臨床精神医学のなかでも多文化間精神医学、社会精神医学、精神病理学を専門に研究指導する。 |
| 市川珠理 准教授 |
心理査定法 |
ロールシャッハテストを主とする投影法とアセスメントについて研究指導する。 |
| 伊藤 拓 准教授 |
学校臨床心理学 |
人の強さを引き出し心の健康の増進を目指す心理学的援助、解決志向アプローチ、認知療法の対話について研究指導する。 |
| 井上孝代 教授 |
カウンセリング心理学 |
面接のプロセスに沿って求められる基本的な技法を「マイクロ・カウンセリング技法」を参考に学びあう。「共感」の意味を理解し、「聴く」スキルの習得し、また、インテーク面接の方法、面接の進め方を研究指導する。 |
| 岡田和久 准教授 |
ブリーフサイコセラピー |
ブリーフセラピーモデルに基づいた効果的な心理療法について研究指導する。 |
| 金沢吉展 教授 |
臨床家の教育訓練、健康心理学 |
臨床家のスーパービジョンや困難体験、および、身体疾患をもつ方々への援助について研究指導する。 |
| 清水良三 教授 |
臨床動作法、障害者心理臨床 |
臨床動作法によるメンタルヘルス、ストレスマネジメントの研究や障害者への臨床心理学的援助について研究指導する。 |
| 杉山恵理子 教授 |
グループアプローチ |
集団心理療法の理論と実践について研究指導する。 |
| 中井あづみ 准教授 |
認知行動療法 |
感情が維持、増加するメカニズムについて、認知行動モデルから研究指導する。 |
| 野末武義 准教授 |
家族心理学 |
カップルセラピー、家族療法、家族心理学、アサーショントレーニング、個人療法と家族療法の統合等について研究指導する。 |
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入試情報
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