「福田歓一先生を偲ぶ会」が行なわれました

 

 1990年から96年まで本学の学長を務められた名誉教授福田歓一先生が1月7日に召天されました。享年83歳。そして1月27日、先生と親交の深かった方々により、本学3201教室において「福田歓一先生を偲ぶ会」が行なわれました。本学が会場として用いられたのは、福田先生のご遺志によるものです。 当日は、ご遺族はもとより、故人ゆかりの方々500名以上が列席され、その中から9名が「偲ぶ言葉」を遺影にささげました。その一人、本学元学長の森井眞先生は、ご専門の学問のみならず芸術をこよなく愛された福田先生の一面を、「ただ1枚のフェルメール(「青いバトンの少女」)を観るために、奥様とともに大阪の美術展にまで足を運ばれた」エピソードで紹介され、あわせて「戦争をではなく、平和を積極的に創り出す」という、福田先生が生涯貫かれた姿勢と行動を回顧されました。献花の後、会場の出口にはご遺族に挨拶をされる方の列が長く続きました。 福田歓一先生は、戦後発の東京大学総長南原繁に師事され、1961年から84年まで、東京大学で教鞭をとられるかたわらホッブス、ロック、ルソー、カントを中心にした近代政治思想の哲学的考察を通して戦後日本のヨーロッパ政治学師研究を主導されました。また、丸山真男らと共に、戦後デモクラシ ―や憲法を擁護する主張を積極的に展開されました。その後、明治学院大学において国際学部の設立に尽力された後、1990年から96年まで本学の学長を務められました。



偲ぶ会の様子