交流50周年

2015年、ホープカレッジ(アメリカ・ミシガン州)と明治学院大学の国際交流が始まってから50年を迎えました。海外留学がまだ珍しかった1960年代、国際人の資質を備えた学生の育成を図りたいという熱い願いからホープカレッジとの交流は始まりました。明治学院大学で学んだホープカレッジ生は約400名、そしてホープカレッジで学んだ短期・長期留学生は886名に達します。50年前の願いは、多くの学生を国際人としての成長に導いています。

MOVIE

“Hope College × 明治学院大学 交流50周年”

HISTORY

ミシガン湖畔ホランドに位置するホープカレッジの創立は1866年。プロテスタント系リベラルアーツの大学です。本学でも大正期からホープ卒業の宣教師が多く活躍するなど、ゆかりのある大学でした。1964年、当時の若林龍夫学長が、ホープ卒業生のゴードン・ヴァンワイク文学部教授とともに「日米教授学生交流計画」実現を目指し、アメリカのミッションボードを訪問。国際交流に実績を持つ、ホープカレッジのポール・フリード教授の協力の下、1965年より学生を夏季セミナーに派遣することとなりました。
これがホープカレッジとの協定の始まりです。講義やホームステイ、シカゴツアー等、アメリカを学ぶプログラムを展開しています。1980年には、ホープカレッジからも短期留学生が来学し、念願の交換留学が実現。長期交換留学も始まり、毎年、両校教授が相手校で行う講義も、学生への大きな刺激となっています。
さらに国際経営学科「国際研修プログラム」や、本学と地域連携協定を結ぶ小諸市の中学生の派遣研修など交流は広がりを見せています。ホープカレッジとの国際交流はさらなる進化を続けています。

Hope Collegeとのあゆみ

1964 「日米教授学生交流計画」始動若林龍夫学長とヴァンワイク教授がミッションボードを訪問
1965
短期留学派遣開始短期留学生23名が引率教職員とHope Collegeでの夏季セミナーに参加
1980
短期留学受入開始5月にHope 学生11名が引率教員と「日米経済社会問題共同セミナー」に参加
1989
長期交換留学開始1976年より奨学生留学制度を設けていたが、長期留学制度を新設(現在は毎年2名)
 
1994 教授交換開始秋学期に両校教員各1名が客員教授や招聘教授として研究および学生を指導
2007
国際経営学科国際研修プログラム開始ビジネス英語や経営学等をHope Collegeで学ぶプログラムを実施
2013
小諸市から中学生の派遣開始本学卒業生、島崎藤村ゆかりの地である小諸市との協働連携が縁となり、小諸市の中学生がHope Collegeでの夏季語学研修に参加
職員海外実務研修
夏の約1ヶ月間、本学職員数名がHopeCollegeで語学と実務研修

参考:『明治学院百五十年史』、『明治学院百年史』『明治学院九十年史』、『明治学院大学 Hope College 交流20周年記念誌』、『anchor』(vol.90)

MESSAGE

国際交流のバトンを引き継ぐ、現在の副学長を中心とする皆さんからのお祝いのメッセージです。

Sincere Gratitude to Meiji Gakuin

President of Hope College John C. Knapp
Provost Richard Ray
Associate Provost Alfredo Gonzales
Director of International Education Amy Otis-De Grau

The relationship between Meiji Gakuin University and Hope College is a special one. This year we celebrate fifty years of student and faculty exchanges.
As we begin a year of celebration, we write to express sincere and deep gratitude to our colleagues at Meiji Gakuin for all that they have done to support, strengthen and advance the success of this important relationship between our two institutions. Imagine how many have worked at the university to advance international education for the past fifty years. It is because of many people that this year we pause to acknowledge this important work.
It is therefore an honor to express to the President, faculty, staff, students and parents— to all who have given excellent leadership and support to international exchanges, our sincere appreciation for all that has been done, for so long, to ensure that this relationship not only survives but thrives in the coming years.

ホープカレッジへの感謝を込めて

国際交流担当副学長 吉井 淳

アメリカミシガン州にあるホープカレッジはわが明治学院大学が初めて交換留学協定を締結した海外の大学で、現在では短期・長期の留学だけでなく教員の相互派遣、職員の研修も行われています。また、1870年頃ホープに留学した木村熊二を通して島崎藤村縁の小諸市との関係も深まっています。
人と人とのかかわりが組織の連携を深め、それがまた人の輪を広げ、大きな力となっていく。大学間連携の理想を見ているような気がします。社会がグローバル化する中、ホープカレッジとの連携は様々な形で今後も発展していくことでしょう。

  • 1977年、本学創立100年(当時)を記念し、Hope Collegeより贈られたステンドグラス。国際センター(白金)入口に飾られています。

  • 交流開始直後の1968年、Hope Collegeに桜を植樹。

  • 現在の桜。毎年花を咲かせ、学生にも親しまれています。

  • 明治学院大学に短期留学中のHope College生。日本の生け花を体験。

Hope College×Meiji Gakuin University

多くの人がHope Collegeと明治学院大学の交流を実際に体験してきました。

  • 神に導かれたパートナーシップ

    岡 伸一(社会学部教授)

    50周年おめでとうございます。これまで両校で交流に関わってこられたすべての人たちの真摯な行動と気持ちが結実したものです。ホープカレッジと明治学院は、強い信頼関係の上に立つ最良のパートナーだと思います。多くの因縁を知るにつけ、神の御意思が働いていることを感じます。21世紀も輝かしい歴史を共に刻んで行きましょう。

    2010年交換教授。社会学部教授のクリスマスパーティーに参加

  • 短期留学に参加して

    林 樹理(法律3年)

    昨年の夏、短期留学しました。現地の学生と共に授業を受け、週末はパーティーやスポーツ観戦に参加しました。学生も教授も温かくアットホームな雰囲気の大学です。キリスト教徒が多く、日曜日には多くの学生がチャペルに集うなど文化の違いを肌で感じました。交流50周年という節目に留学できたことを嬉しく思います。

    Hope Collegeを象徴するAnchor像を仲間と共に囲んで

  • さまざまな立場から関わりました

    北野順子(大学院事務室課長)

    交流締結に尽力したゴードン・ヴァンワイク先生のゼミ生だった私は、短期留学生(1976年)、短期留学生の引率者(1985年)、国際交流センター職員(2005年)として合計3回ホープカレッジを訪問しました。いつも変わらぬ、温かく穏やかな雰囲気のキャンパス。訪れた海外の地で一番心に残る場所となりました。

    1976年の短期留学当時。浴衣で日本文化を披露しました

  • 国際研修プログラムでの学び

    押田 海(国際経営2年)

    約10日間、アメリカの歴史や、経済学での値段交渉ゲーム、お菓子作りによる会計やマネジメントの勉強など、日本では経験できないことを英語で学びました。ミシガン湖やショッピングモールで遊び、参加者やホープ学生とも仲良くなりました。現地の子どもとのかけっこもよい思い出です。英語力をつけてまた留学したいです。

    お世話になったバディ学生と。プログラムでは地元企業やシカゴの先物取引所見学も。

  • 学生の人生を変えた留学プログラム

    Andy Nakajima(Hope College Associate Professor of Japanese)

    両校の50周年に際し、心よりお祝い申し上げます。現在まで約400名のホープ生が貴学にお世話になって参りましたが、どの学生も一様に「明治学院のプログラムは自分の人生と将来を変えた。ホープの最も誇るべきプログラムだ」と感述しております。両校がさらに心近い姉妹校として益々発展しますようお祈り申し上げます。

    Hope College生からも日本人留学生からも慕われるAndy先生