ホーム  >  キャンパスライフ  >  ゼミ生の声  >  ゼミ生の声 12年度 鍛冶ゼミ

■鍛冶ゼミ  10JP 小林 諭

 鍛冶ゼミは今年度、都市開発・街づくりにおける市街地活性化をテーマに調査・研究を行っています。
 前期は、ジェイン・ジェイコブス著の『アメリカ大都市の死と生』をテキストとして、ディスカッションを行いました。この本は、アメリカにおける都市開発の問題点や、既存の都市理論に挑戦している専門書です。各章の要約を行うレポーターと、各章で提起される問題をピックアップし、ディスカッションを進行するコメンテイターを学生が担い、授業を進行しました。
 自分の担当する章を理解するためにはこの本を読むだけでは事足りません。他の学生、また鍛冶先生から受ける質問にしっかりと答えられるように、多数の本を読む必要があります。そのため、本を読む時間など研究する時間をもの凄くかけることになりますが、一つの問題に対して、深く探究できる機会だと思います。
 後期は、商店街活性化をテーマにし、大学周辺の白金・高輪地区の商店街の実態を調査・研究を行っています。商店街の活況の変化の原因や繁盛している商店街の成功要因など、他地域の商店街の盛衰の事例も比較し研究を進めていますが、この点を理論的に証明するのは非常に頭を悩ますテーマですので、試行錯誤しながら日々フィールドワークを行っています。

 上で述べたことが、私たちが日々鍛冶ゼミで学んでいる内容ですが、鍛冶先生の下では学ぶテーマが何であるかというのは重要なことではありません。ゼミの始動時、先生は「物事も批判的に見る力を養うための2年間を過ごすためのゼミ」と仰っていました。つまり、表面的な社会課題を知り解決策を考えるゼミなのではなく、いかなる問題であってもその本質を考え理解するとともに、どんな物事に対しても対応できる自分独自の理論を構築することが重要だということです。
 鍛冶ゼミは、自分が興味を持つテーマに対してその本質を見極めるためのゼミだと言えます。
 鍛冶ゼミは、節度に飲み会もあり仲の良いゼミですが議論を行う時は真剣に行う、メリハリのついたゼミです。先日は鍛冶先生の御宅で、同じく商店街の研究をしている経済学部の服部ゼミと合同で手作り餃子パーティを行いました。写真は、先生とゼミ生で餃子を作っている時のものです。このようにオフには様々なイベントを企画しています。自分自身の思考や理論を形成し、社会に羽ばたきたい方にお勧めのゼミですが、勉学の負担も重く非常に辛いゼミでもあります。

鍛冶ゼミの様子

鍛冶ゼミの様子