ヘボン吉里吉里未来塾~災害復興と地域再生のための人づくり

被災地が抱える課題解決と地域再生を担う人づくり

明治学院大学ボランティアセンターでは、東日本大震災直後から岩手県大槌町、陸前高田市、宮城県気仙沼市等の被災地での復興支援活動に取り組んでいます。中でも、岩手県大槌町とは、2012年3月に協定を締結し、今後大学として継続して大槌町を支援することや復興支援活動が学生の学びの機会としても高められることが確認されました。

今回の「ヘボン吉里吉里未来塾」では、被災地が抱える課題解決と地域再生のために取り組む学生を育成することで、創設者ヘボンが生涯貫いた精神“Do for Others”を受け継ぐ共生社会の担い手を育成することを目指します。講座では吉里吉里の地域研究(政治、社会、文化、地理など)や復興や防災・減災に関する実践・研究、ボランティア学、社会福祉、心理、社会調査方法などのインプット(事前学習)と事後の振り返り(リフレクション)を体系化することで学生の学びが構造化されることをねらいとしています。さらに明治学院大学内外の専門家を講師として迎え、学生と講師とのディスカッションの時間を毎回取り入れるなど、双方向的な学びの場ともなります。

各講座は、明治学院大学の学生のほか、大槌町吉里吉里の住民や大学キャンパスの周辺住民など、広く一般にも公開します。こうした取り組みを通じて、明治学院大学の教育理念“Do for Others”を広く社会と共有できることを願っています。

スケジュール
(予定)
1.理論・スキル編
 被災地が抱える課題を見つけ、問題解決に結びつけるための基礎的な力を育成する。
 4月~7月(春学期)、8月 事前学習
 8月~9月 吉里吉里での夏期活動
 9月    夏期活動のリフレクション
 10月~1月(秋学期)、2月 事前学習
 2月~3月 吉里吉里での春期活動
 3月    春期活動のリフレクション
2.吉里吉里編
 吉里吉里から学び、地域社会の再生につなげる。
 4月~7月(春学期)、8月 事前学習
 8月~9月 吉里吉里での夏期活動と現地学習
 10月~1月(秋学期)、2月 事前学習
 2月~3月 吉里吉里での春期活動と現地学習
講師・ゲスト
スピーカー(予定)
原田勝広(ボランティアセンター長)、齋藤百合子(ボランティアセンター長補佐)、市川享子(ボランティアセンターコーディネーター)、そのほか福祉や地理、調査を専門とする本学教員。
碇川豊氏(大槌町長)、芳賀正彦氏(NPO吉里吉里国代表)、昭和三陸沖津波の語り部、復興庁職員、朝日新聞大槌担当記者、社会起業家、大槌町生活保健実態調査チーム等
主催 ボランティアセンター

シンポジウム

 震災後の社会をどのように生きるか

東日本大震災が発生してから、この2年8ヶ月の間、私たちはさまざまな立場からこの震災に向き合ってきました。震災で被災した大槌の若い世代は地域の将来や自分たちの役割について考えています。大学生も復興支援活動に関わる中で社会と自身の関わりについてより具体的に考えるようになりました。
このシンポジウムでは、震災の経験や復興の過程から、私たちは何を学び、それを社会における生き方にどのようにつなげていくかについて深めることをねらいとしています。当日は大学生や大槌の高校生、小学生などの「若者」がまず、今後どのような生き方をしていきたいかを「災後」を軸に発表し、その後全体でグループディスカッションを行います。
それぞれ異なる「震災」。しかし、私たちは同じ「社会」を生きていかねばなりません。一人の人として、この震災でどのように考え、そして生きていくのか考える場になればと思います。


シンポジウムのご案内(PDF / 539KB)

開催日:2013年12月1日(日)10:00~15:30
場所:白金キャンパス 本館10階大会議場

〈第1部:基調講演〉10:20~
「わたしたちはもう東京からの言葉で指図されるのはことわる」
講演:猪瀬浩平(明治学院大学教養教育センター准教授)


〈第2部:東日本大震災の復興を担う学生・生徒からの発表〉11:10~
それぞれの「震災後」を語り、今後どのように生きていくのかを発表します。

  1. 岩手県大槌町の高校生: 金澤茜、神田健翔(岩手県立大槌高等学校2年) 関谷萌(2年)、吉田蘭(1年)(鹿島学園高等学校釜石キャンパス)
  2. 明治学院大学の学生:「Do for Smile@東日本」プロジェクト 大槌吉里吉里復興支援プログラム参加学生 安部薫(社会学部社会学科2年)/瀬川拓磨(文学部英文学科3年)
  3. 岩手県大槌町の小学生:芳賀勝(吉里吉里小学校6年、「生きる312」の主人公)
    ※国際学科3年奥田愛基作成の映画「生きる312」(「UFPFF 国際平和映像祭(UNITED FOR PEACE FILM FESTIVAL)」でグランプリを受賞した作品)の上映も合わせて行います。


〈第3部:ディスカッション〉13:25~
全体セッション:村上徹也(日本福祉大学教授) 「震災後の社会をどのように生きるか」をテーマに、大槌の高校生や小学生、東京の大学生や横浜の高校生、 大槌の教育関係者や東日本大震災の復興に関わるNPO、本学教職員などが集まり、議論を交わします。 それぞれの立場から、これからの社会のあり方や災後の生き方を考えます。

※参加には事前のお申し込みが必要です。
参加される方は、下記メールアドレスに(1)名前 (2)ご所属 (3)ご連絡先メールと電話番号 を記載の上、お申し込み下さい。
締切は11 月29 日(金)まで。
(メールタイトル:「12 月シンポジウム」申し込み)

お申し込み先:明治学院大学ボランティアセンター(白金)
TEL:03-5421-5131/E-mail:voluntee@mail.meijigakuin.ac.jp

第5回・第6回 講演会


講義のご案内(PDF / 370KB)

第5回 3月11日 吉里吉里のあの時、そして今

講師:高橋 英悟 氏(岩手県大槌町吉里吉里地区 吉祥寺住職)
日時:8月5日(月)14:30~16:30
場所:白金キャンパス 本館1201教室

第6回 災後の時代をどう生きるか

講師:御厨 貴 氏(東京大学客員教授、元東日本大震災復興構想会議議長代理)
日時:9月12日(木)16:30~18:30
場所:白金キャンパス 本館1201教室

※参加には事前のお申し込みが必要です。
お申し込み先:明治学院大学ボランティアセンター(白金)
TEL:03-5421-5131/E-mail:voluntee@mail.meijigakuin.ac.jp

第3回講義 「社会貢献活動から学ぶ」とはどういうことか


講義のご案内(PDF / 475KB)

世界におけるリーダーシップ教育やサービス・ラーニングにおける第一人者であるクリスティン・クレス博士(アメリカ・ポートランド州立大学教授)による講演会です。学生や大学が社会課題の解決に関わる意味(Civic Engagement)、そして学生が社会貢献活動から学ぶとはどういうことか、についてお話されます。
ぜひご参加ください。

日時:5月24日(金)16:30~(16:10開場)
場所:白金キャンパス 本館1255教室

第1回講義 「森から創る100年後の故郷」


講義のご案内(PDF / 381KB)

海のまち、吉里吉里の再生を森づくりと人づくりを通じて実現する芳賀正彦さん(NPO法人吉里吉里国代表)をお迎えして、復興支援にとどまらず、自然との共生の在り方について皆さんと考えたいと思います。

日時:4月29日(月)17:00~(16:40開場)
場所:白金キャンパス 本館1101教室

「明学・大槌町吉里吉里復興支援プログラム」について

岩手県大槌町吉里吉里地区を拠点としたこのプログラムは、2011年4月以降2013年3月まで、500名を超える学生が55回にわたり復興支援に携わってきました。現地では、地域のニーズに応じた6つのプロジェクト(子どもの遊び場づくり、中学校での学習支援、仮設住宅入居者等への生活支援、吉里吉里の森と海を再生する活動、吉里吉里の復興の歩みのアーカイブ活動、吉里吉里の言葉と文化のアーカイブ活動)等に取り組んでいます。

(活動報告の紹介ページ)
http://voluntee.meijigakuin.ac.jp/news/111114-doforsmile-katsudouhoukoku-iwate.html


6月に行われた「震災後の社会で生きる」をテーマにしたスタディツアー


港区白金台児童館の「ワンパクまつり」で吉里吉里の木材を使ったワークショップを行い、被災地の今を伝えます。


定期的に行われている中学生を対象とした学習支援。少しずつ、学力が向上しています。