明治学院がめざすもの

明治学院大学

「互いに学び合う大学」

150年の歴史の中で発展を続けてきた本学は、6学部15学科を擁する文系総合大学に成長しました。この成長の過程で培った人的・物的な価値(資産)が数多くあります。一方、大学は社会の重要な構成要素であり、その時々の時代背景や要請に対して、柔軟に対応しなければなりません。明治学院大学はこれまで培った価値を活かしつつ、これからの世界でどの方向に進むべきか、どのような価値を生み出して国際社会の中で貢献していくのか、知恵を集めて常に改革を続けなければなりません。

明治学院大学が「英語の明治学院」として有名だった時代がありました。初代総理である J.C.Hepburn (1815-1911) が1863年に横浜に開いた英学塾「ヘボン塾」を源流とする本学にとって誇らしいことで、本学で英語を学び、国内外のさまざまな場で活躍している卒業生がたくさんいます。今後は英語のみならず他の言語でも、本学で学ぶ人々が互いに学び合える、刺激し合えるような独自のメソッドをつくりあげ、どの学科にいても充実した語学教育が受けられるようにしていきたいと思っています。これからの「グローバル社会」の中で本当に貢献できる人材を育成できる「語学の明治学院」として生まれ変わっていきたいと考えています。

アメリカから黎明期の日本へやってきて日本の若者に教育を施したヘボン塾。そこから時代をリードし、諸外国と渡り合うことができる多くの優秀な人材を輩出したように、本学は常に国際交流を意識してきました。現在では14ヵ国26の大学や高等教育機関と協定を結び、毎年多くの学生が海外で学び、海外からも多くの留学生を迎えています。今後はこれら留学制度の拡大に留まらず、学内でも日本人と外国人が互いに、グローバルな感覚で知的好奇心を刺激できるような大学に充実発展させていきます。

日本の大学では先駆けてできたボランティアセンターは常に他大学の模範になるような活動を続けています。ボランティア活動はさまざまな地域や年代の人々との関わりや、企画力、想像力の涵養などによって、学生の人間力を向上させ、社会人になるための貴重な経験を積むという点で重要な意味を持っており、大学として今後ますます力を入れていきます。

今や狭い学部学科の枠に留まる時代ではありません。学部学科を越えて学べる制度をつくっていきたいと考えています。学生同士、また学生と教師が互いに学び合える環境づくりで、キャンパスを活性化し、学ぶ意欲に応えていきます。

未来に向けた3つの“ゴガク”構想(語学/互学/吾学)

  • Language Center構想(Language Schoolを含む)。
  • 国際センター構想(学内外、正課・正課外の国際交流発展、新規プログラム開発、留学希望者への積極的な支援)。
  • 互学、吾学プログラム(学生同士、卒業生など立場を越えて互いに情報を共有し学び合うキャリア教育やダブルディグリー・プログラムの開発など)。

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明治学院高等学校

「新しい学校づくりをめざして」

明治学院高等学校は、2013年度から始まる「新カリキュラム」により、幅広い教養(リベラルアーツ)と実力を身につけた人間の育成に取り組んでゆきます。

新カリキュラムの特徴は、①「自らの意思で選択し自ら学ぶ教育」を徹底するために多様なカリキュラムと学びの場を提供する、②キリスト教精神に基づく教科の充実、③論理的思考力の獲得を重視、④英語の学力向上を重視、⑤理系を中心に手厚い受験対応、⑥基礎学力の向上、⑦実技・教養・語学も保障、⑧高大連携・ボランティア講座の新設、というものです。このカリキュラムをさらに充実させて、「新しい学校づくり」をすすめてゆきます。

また、新しいカリキュラムは少人数に分かれるクラスが多くなります。このため、従来の古い校舎を全面的に改築し、新しい施設・設備に更新したいと考えています。

校舎改築の重点項目は次の通りです。①キリスト教学校としての雰囲気が感じられる意匠とする。②充実したICT環境を整え、多様な授業形態に対応できる学習環境を整備する。③生徒の自発的な学習を促進するため、ラーニングセンターを設置する。④屋内運動施設を再構成し、授業やクラブ活動に十分なスペースを確保する。⑤外国語教育や国際交流の拠点となる施設の充実を目指す。⑥明治学院大学との連携を図り、白金キャンパスの施設・設備の有効活用や生徒・学生の協同活動を推進する。

このように創立150周年を機に、教育の中身と環境を整え、幅広い教養と実力を身につけた「ヘボンの子どもたち」を輩出できるように取り組んでゆきたいと考えています。

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明治学院中学校・明治学院東村山高等学校

「一人一人が輝くことのできる真の教育を」

2013年、明治学院が創立150周年を迎えるこの年、東村山での学校教育も満50年の節目の年を迎えます。明治学院の枝の一つである東村山の中学校・高等学校は、白金の伝統と香りを受け継ぎつつ、武蔵野の緑豊かな自然という教育環境を舞台に、これまで大らかで個性的な教育を実践してきました。東京ドームが収まる広い校地には多くの木々が植えられていますが、その中で、広島で被爆した体育館横のアオギリの2世、長崎で被爆した管理棟裏側のクスノキの2世、そしてプールの脇には、被爆した広島でいち早く花を咲かせて再生復興の希望と勇気を与えた夾竹桃が、それぞれ平和への思いを込めて寄贈され、守られています。

中学・高校の6年間は、樹に例えるなら、根をしっかりと伸ばし、幹を太くする大切な時期です。困難や失敗があっても逃げずに乗り越える力、真理を求める視点、他者の痛みに共感する心、自らの使命を発見しようとする探究心、祈り、そういった一つ一つを獲得することのできる学校になるには、どうするべきか。教育をめぐる社会的状況が変化し、学校間競争が激しくなっている今日、東村山の教育の原点を大切にして、東村山に相応しい教育の使命を追求していかねばならないと思いを新たにしております。

東村山で2010年度から始まった、6年間の学習プログラムの取り組みでは、中高の6年間を、3つのステージに分け、生徒の様々な夢や選択を具体的に実現できるように、しっかりサポートしています。中でも、進路について生徒自身が早い時期から自発的に考え、自己の使命(ベルーフ)を見出し行動するキャリアデザイン教育、また高3の推薦進学コースにおいて、大学で学ぶ基礎力を養成するためのゼミ形式による調べ学習、レポート作成・発表と、明治学院大学の先生方による特別授業を展開する科目「アカデミック・リテラシー」は、全国でもあまり例をみない画期的な高大連携の取り組みです。

中学校・東村山高等学校は、これまで10,000人を超える卒業生を送り出して来ました。これからも、明治学院につながるかけがえのない一人一人が、主にある成長の実りを得て、この時代の中で使命を見出し果たしていくことができますように、また明治学院が、その成長を充分に助け、一人一人を輝かすことのできる真の教育を展開して行くことができますように、皆様と共に祈りつつ歩んでまいります。

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