社会学科岩永ゼミ学生が「月島草市」に参加しました

  7月12日(木)~14日(土)、本学社会学科岩永ゼミと芝浦工業大学の志村ゼミが協働で作り上げている月島の祭り「月島草市(つきしまくさいち)」が行われました。

  かつてお盆が近づくとホウロク、おがら、ホウズキなどお盆用品を売る市がたちました。それが草市の始まりです。今日では西仲通りに露店も立ち並び、月島草市もたいそうな賑わいを見せる市となりました。

  社会学部社会学科の岩永真治教授は、一昨年よりゼミで「月島学生工房」という学生組織を立ち上げ、もんじゃ焼きで知られる東京都中央区月島の地域づくりの提案を行なっています。これが縁で昨年から、「草市」の実行委員会に参加することになりました。

  一方、本学と連携している芝浦工業大学の志村秀明准教授(工学部建築学科)のゼミも、地元に居を構える志村先生ご自身がご縁となり参加しています。結果、両大学の学生が町会や地元商店街に交じり、草市の運営に携わることになりました。

  初日はあいにくの雨模様でしたが、会場の月島西仲通りは人の熱気で溢れかえっていました。通称「もんじゃストリート」と呼ばれるこの通りは、夏が近づくこの時期になると賑わうそうですが、草市により、さらに客足が増していました。1番街から4番街にわたる長い商店街には130もの露店がずらりと並びます。「月島学生工房」は、ヨーヨーとスーパーボールすくいの露店を出しました。場所は月島駅にほど近い1番街。本学のロゴマークのパネルが露店に華を添えています。浴衣姿の子どもたちが次々と訪れ、おたまで色とりどりのヨーヨーとスーパーボールをすくっていきます。子どもたちの対応に追われる学生たちの後ろには、ひたすらヨーヨー作りに勤しむ学生の姿も見えました。

  リーダーの社会学科3年鈴木敬也さんからは、「3日分の材料を仕入れてきたのに、1日ですべて無くなりそう」と嬉しい悲鳴が上がりました。一方、志村ゼミは、学生がデザインしたオリジナルラベルを貼った「月島路地ビール」と月島名物「レバーフライ」を販売。こちらも好調な売れ行きを見せていました。志村ゼミの学生だけでなく、芝浦工業大学の様々な学生がボランティアで手伝っていたのが印象的でした。

  この活動の仕掛け人である岩永教授は「町の会合や祭りの実行委員会には、記録して課題を明確化し、次回の会合で課題について協議する、という視点が欠けていることがあり、これが地域作りの課題の一つでもある。学生が実行委員会に入ることにより、草市が活性化するとともに、委員会自体の運営も整備されてきている。また、人的ネットワークの広がりという意味では、学生にとっても地域住民とっても教員にとっても大きなメリットがある。今後も地域や志村ゼミとの連携が恒常的になるよう、つながりを持っていきたい」とコメントしています。

  来春のNHK連続テレビ小説『瞳』の舞台は東京の下町、佃・月島周辺。来年の草市はいっそうの盛り上がりを見せることでしょう。月島草市をはじめとした本学と芝浦工業大学との連携、両大学の学生が取り組む町づくりの今後に、さらに期待が集まります。

  

学長室企画課 田村麻衣子


賑わいをみせる月島西仲通り


ヨーヨーは子どもたちに大人気


ポーズをとる月島学生工房の学生たちと岩永教授(右上)