2006年度私立大学図書館協会賞を受賞しました

  明治学院大学図書館『和英語林集成』デジタルアーカイブスが、「2006年度私立大学図書館協会賞」を受賞いたしました。協会賞は全国の私立大学図書館506館で構成される協会の中から、8名の委員の審査により選考されます。授賞式は9月6日に立教大学で開催された総会で行われました。

  明治学院大学創設者であるヘボン博士編纂の『和英語林集成』を、デジタルの特性を活かして、アーカイブス化しました。日本初の和英辞書であり、ヘボン式ローマ字で有名なこの『和英語林集成』のアーカイブスでは、幕末から明治19年までの日本語を、単語入力で全6版と原稿・偽版から比較検索することができます。生き生きとした当時の日本語が英語との比較の中で浮かびあがってくるため、日本が開かれていく時代の日本語の研究には定番の参照資料となっています。
  また、アーカイブスの豊かな解説に加え、辞書成立年表をつけて国際情勢と辞書成立との関係を明らかにし、明治学院大学が所蔵する貴重な明治期の英語辞書の目録も公開しています。

  今回の受賞理由は、「画期的な創意が見られること。そのノウハウが各加盟館において多大に生かされることが想定されるものであること」とのカテゴリーに該当しました。詳細では
1.明治学院大学の創始者であるヘボンの著作のアーカイブ化に当たって資料を所蔵している明治学院大学図書館にふさわしい内容の「成果物」として、大学図書館としてやるべきこと(資料の公開)を行っているという点で評価できる。
2.アーカイブの主たる中身である『和英語林集成』の初版から三版の全てをデジタル化し公開しているだけでなく、関連辞書年表や、他の明治期辞書の目録、および歴史的な解説など、システム上の工夫が見て取れ評価できる。
という点です。

今後さらに所蔵辞書の画像を追加し、新たに所蔵した貴重辞書を加え、黎明期の英語辞書の基本サイトとして発展させていきます。

【お問合せ】明治学院大学図書館(Tel 03-5421-5222 担当:松岡)