明治学院チャペル(礼拝堂)修復工事が完了しました



  明治学院白金校地にあるチャペルでは、2006年4月より2年をかけた修復工事が完了し、2月29日(金)献堂式が行われました。

  当チャペルは1989(平成元)年東京都港区「有形文化財」、2002(平成14)年には港区「景観上重要な歴史的建造物」に指定された、英国ゴシック様式を基調とした歴史ある礼拝堂です。
  1903(明治36)年建築のミラー記念礼拝堂が度重なる地震により使用不能となり、その後使用していたサンダム館の講堂が1914(大正3)年に火災焼失し礼拝場所を失ったため、急遽建築計画を進め1916(大正5)年3月に当チャペルが完成されました。設計は建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズで、彼自身の教会堂建築の作例としても、また我が国における教会堂の例としても、建築史上極めて重要な位置を占めています。

今回の修復工事では、チャペルの持つ文化財的価値を高めることを基本理念として、老朽化等により今後継続使用に問題を生じる部材及び設備機能の更新や耐震補強に加え、講壇廻りや2階オルガンギャラリー、階段なども過去の痕跡や古写真、古図面による史料調査から創建当時の姿へと忠実に再現し、また歴史的に貴重なもの、再利用出来るものは全て再利用し、従来の材料や施工方法を踏襲して慎重に復原作業を進めました。

明治学院チャペルは、90年以上の歴史を伝え、現在も社会の中で生き、その機能を果たし続けている貴重な文化遺産です。明治学院は、先人より引き継いだこの貴重な文化遺産を更に未来へと継承してまいります。


チャペル外観


献堂式の模様


復原された講壇