2016年2月26日(金)に「手話通訳に関する意見交換会」を開催しました。

 先生や他の学生とディスカッションをし、自分と異なる意見や見方に触れることこそ、大学での学びの醍醐味です。手話通訳はこうした双方向で重層的なコミュニケーションをサポートするとても大切なものです。

 その反面、手話通訳は学生それぞれのニーズや、通訳者のスキル、周りの理解を含めた通訳環境等でその支援の質は大きく左右されやすいものです。そのため、利用者である学生と手話通訳者が話し合いや反省を重ねていき、一緒になってよい支援を作り上げていくことが欠かせません。

 しかし、学期中はこうした時間を取りにくく、学生・通訳者双方がもやもやした気持ちや不安を抱えながら支援をし、利用するという状況がありました。そのため、今回、「手話通訳に関する意見交換会」として学生と通訳者が一堂に会する場を設けました。

 第一部では、日ごろ感じていることやお互いに聞いてみたいことなどを気軽に話しました。そこからトピックが派生し、また議論が深まり、お互いのニーズや要望を確認できたり、「へえ、そうだったんだ」と知ることのできる貴重な時間になりました。

 第二部では、事前に記入したアンケートやデモ通訳を見て、大学にふさわしい手話通訳とは何か?「わかりやすい通訳」のポイントは何か?「わかりやすい通訳」のために学生が協力できることは何か?と皆さんで探りました。

 本学で初めての試みとなる「手話通訳」を扱った意見交換会・研修会でしたが、話が途切れることもなく終わってみれば3時間では時間が足りないほどでした。分にとってわかりやすい通訳を言葉で説明する良い練習になったと思います。

 手話通訳に関する取り組みは今後も継続的に実施していきます。

学生の感想1

 これまで、授業を通してわかりやすい・わかりにくいと感じる手話通訳があったので、その不安を解消することを期待して今回の手話通訳に関する意見交換会に参加させて頂きました。いざ、通訳と学生で意見を交換すると、意外と自分が求めている理想の手話通訳像が自分の中でまだ確立されていないことに気づきました。要望を言う前に、まずは自分のニーズ、理想の手話通訳像を考えて行きたいと思います。

 学生の感想2

 意見交換会を通して、今まで疑問に思ってきたことや自分たちが求めているニーズは何か少しずつはっきりさせることができたのではないかと思います。手話通訳を利用する上での課題や要望等、自分だけでは抽象的で言葉で表現できなかったことも他のろう学生や通訳者と意見を交換することで、具体化することができました。
初めての企画であり短い時間でしたが、とても有意義な意見交換会になりました。