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2018年7月31日

2017年度国際学部付属研究所公開セミナー「憲法が変わる(かもしれない)社会」が本になりました

昨年11月14日から12月12日にかけ、全5回、5名の対談者と行われた、国際学部付属研究所の公開セミナー「憲法が変わる(かもしれない)社会」。 高橋源一郎先生(国際学部)と対談者による全講演の記録と、原武史先生(本学名誉教授)との特別対談が追加され、このたび本となりました。

「憲法」をテーマに、長谷部恭男氏(憲法学者)、片山杜秀氏(政治学者)、石川健治氏(憲法学者)、森達也氏(映画監督)、国谷裕子氏(キャスター)そして原武史先生と、高橋先生が繰り広げた「対話」をぜひ感じてください。


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  戦後七十年以上が過ぎて、長く続いた昭和が終わり、その後の平成も終わりを迎えようとしている。この国の根本の形を
定めた「憲法」が、戦後初めて、ほんとうに変わるかもしれない時代になった。どんな時代がこの先、待ち構えているのか、
誰もはっきりとは言えないにもかかわらず、過去は強制終了させられようとしている。だからこそ、そして、いまこそ、考
えたい。ここ何年か、大学の教員や小説家としての仕事だけではなく、わたしは、社会への発言を、仕事として、 ひとつの
責務として行ってきたが、常に感じるのは、わたしの無知さだ。事実や原理をしっかり学ばなければ、何かについて自信を
もって語ることはできない。けれども、時に、人は、自信がなくても、その理由を明確に語ることができなくても、浮足立
っていることを知りつつ、何かをしなければならないと行動に走ることもある。
 そんな矛盾に満ちて、それでも、自分で考えて自分の足で歩きたい人たちがいる。半世紀前のわたしもそんなひとりだった。
そして、もしかしたら、わたしを助けてくれたかもしれない場所を「通り過ぎる」ことしかできなかった。
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(高橋源一郎「まえがき」より)

■著書『憲法が変わるかもしれない社会』(高橋源一郎 編著)
 単行本: 280ページ
 出版社: 文藝春秋(2018/7/26)
 言語: 日本語
 発売日: 2018/7/26


*文藝春秋:紹介サイトはコチラ