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2019年1月8日

明治学院大学×朝日新聞 シンポジウム「分断が進む社会 他者とのつながりを求める意味とは」(朝日教育会議)を開催しました

明治学院大学は、今年、本学ボランティアセンターが設立20周年を迎えたことを記念して、12月8日(土)、有楽町朝日ホールで朝日新聞社とシンポジウムを共催しました。当日は、630名を超える来場者にお越しいただき、大変盛況となりました。

「分断が進む社会 他者とのつながりを求める意味とは」と題した今回のシンポジウム。人間関係が希薄になりがち現代において、分断や差別の危機は、私たちの暮らしのすぐそばにあります。価値観が多様化する今、求められる他者とのあたたかなつながりとはどのようなものなのか、本学の教育理念“Do For Others(他者への貢献)”のかたちを探りながら、3部構成で検討していきました。

松原康雄学長の挨拶の後、第1部は高橋源一郎国際学部教授が、「3・11と大学」のテーマで、基調講演を行いました。3・11の前と後で日本が、そして日本の大学がどのように変わっていったのか、自身の学生時代である1970年代の話も交えて話しました。

第2部は、本学卒業生の島澤朱さんを迎え、所属ゼミの教授でもあった高橋教授とともに「ボランティア、って何だっけ?」をテーマにトークセッションを行いました。島澤さんが在学中に携わった、本学ボランティアセンターのプログラム「Do for Smile@東日本」について、何度も訪れた岩手県大槌町吉里吉里地区での体験をもとに、ボランティアの真の意味に迫りました。「津波による被害をテレビ越しに知るのではなく、自分の目で確認したいという思いで現地を訪れていたが、被災地と言われる土地に残る豊かな文化や人の人間味にどんどん引き込まれていった。自分の人生においても大きな転機となったこの経験には、私の方があらゆる面で救われていた」と語った島澤さん。ボランティアは弱者の救済のためだけにあるものではないという新たな観点を見出し、高橋教授とのやりとりには時折り笑いも起こるなど、和やかなムードの対談となりました。

「今、求められる他者とのつながりとは~“Do for Others(他者への貢献)”の実現のかたちを考える~」と題した第3部のパネルディスカッションでは、パネリストとして、ジャーナリストの増田ユリヤさん、NPO法人ぱれっと理事・ブランディングテクノロジー株式会社執行役員の本学卒業生、黒澤友貴さん、猪瀬浩平教養教育センター教授、高橋源一郎教授が登壇。
朝日新聞社教育コーディネーターの一色清さんとともに、それぞれの研究分野や取材先の生の情報をふまえた議論が交わされました。
「分野や活動の場所は違えど、弱者といわれる人ほど実はその存在は強く、世の中や周りを動かす力となっている」という認識は、登壇者ならびに聴講者にとっても非常に興味深い、共通の気づきであったのではないでしょうか。


明治学院大学では、多くの学生ボランティアが日本はもちろん海外でも活動を行い、大学ボランティアのパイオニアとして走り続けてまいりました。今後も創設者ヘボン博士の教えでもある教育理念“Do for Others(他者への貢献)”を実現し、社会におけるつながりを作り続けて参ります。


松原康雄学長からのご挨拶


第1部「基調講演」登壇の高橋源一郎国際学部教授


会場に語りかける高橋教授、大いに盛り上がりました


第2部は、島澤朱さん(本学卒業生・画面左)と高橋教授が対談


第3部のシンポジウム登壇のジャーナリストの増田ユリヤ氏


猪瀬浩平教養教育センター教授


NPO法人ぱれっと理事・ブランディングテクノロジー株式会社執行役員の黒澤友貴氏(本学卒業生)


高橋源一郎教授


朝日新聞社教育コーディネーターの一色清氏(画面左)とともに、議論が交わされました