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よくある質問

Q1.自分の悩みはたいしたことないと思うので、相談にいくほどでもないかと思います。こんな相談はダメとかありますか?

A.相談センターではどんな相談でもお受けいたします。(もちろんできることの限界はありますが)他の部署が適当な場合には、そちらを紹介いたします。お気軽にご相談ください。

Q2.4年生の相談の特徴は?

A.やはり卒業や就職に関する相談が多くなりますね。特に4年生の春から夏にかけて、「思うように就職活動が進まなくて煮詰まってしまった。気持ちだけが焦って空回りしている」と訴えて相談に訪れるケースが多いように思います。
このような相談に対しては、たとえば履歴書の自己アピールにどんなことを書けばよいかを本人といっしょに考えるといったサポートを行っています。就職活動が煮詰まっているときというのは往々にして小手先だけのテクニックにこだわるあまり、「自分」というものがどこかに飛んでしまっている場合が多いようです。カウンセラーと相談しながら自分について考えるという体験によって自分を取り戻し、新たな気持ちで就職活動に取り組めるようになれればよいと思います。

Q3.留年した人の相談の特徴は?

A.留年にはふたつのパターンがあるように思います。ひとつは1年生の頃からあまり単位が取れておらず、それが卒業の時期を迎えて留年という形で表面化してくるケースです。もうひとつは単位はきちんと取れていて、むしろ勉強に関しては優等生なのですが、「今の自分のまま卒業して社会の中でしっかりやれるのだろうか」と不安に感じ、意図的に卒業を見送る場合です。
前者の場合には気持ちが沈みがちでやる気が起きなかったり、社会的な関りを断ってひきこもってしまっているといった精神的問題を抱えている場合が少なくありません。カウンセリングという守られた場の中で少しずつ外界とのつながりを回復し、できるところから現実的な課題に取り組んでいくことが必要でしょう。
また後者の場合には自分には何が足りない気がするのか、いったい自分はどうなりたいのかなどのテーマについて、自分自身の内面とじっくり対話して、より主体的な生き方ができるように援助していくことが多いように思います。

Q4.どんな相談内容が多いのですか。

A.慢性的な空虚感・抑うつ感・イライラ、拒食や過食、ひきこもりなどの精神的な問題についての相談が多く寄せられています。またサークル、ゼミ、家庭での人間関係や、先ほど挙げた学業・進路の問題などもあります。
おそらくこのような問題で悩んでいながらも相談に二の足を踏んでおられる方がまだまだ多いのではないでしょうか。センターでは このような悩みを消し去るというよりも、むしろこれをきっかけに皆さんが自分自身を振り返り、より実りのある方向へと変化していけるようお手伝いできればと考えています。精神的に何かしら創造的な営みを体験できる場としてセンターを利用していただけたらと思います。
またもちろん必要な場合にには医療機関の紹介なども行っています。

Q5.家族や友人でも相談できますか?

A.明治学院大学の在学生に関する相談であれば、ご家族や友人からの相談も受け付けています。問題を抱えた本人ではなく、その本人を取り巻くご家族、友人、教職員の方々への援助を私たちは「コンサルテーション」と呼び、学生相談センターの重要な活動のひとつに位置づけています。たとえばひきこもりなどの問題で本人が直接相談に来られない場合でも、ご両親などのkey personの理解や接し方が変化することで事態が好転する場合も多いのです。

Q6.精神科の治療と学生相談のカウンセリングとはどうちがうのですか?

A.人が自分自身の内的世界について理解を深めることによって、よりよい方向へと変化していくことを目指して行われるカウンセリングは、精神科の治療において重要な治療法の一つになっています。
ただし、カウンセリングが意味ある作業になるためにはそれを受ける人に十分な動機づけがあることが必要となりますし、効果が現れるまでに時間もかかります。うつや不眠の症状は生物学的な要因によって生じている場合もあり、投薬による治療のほうが適当であることも多くあります。
したがって精神科の治療で、いつでもカウンセリングが適用となるわけではありません。カウンセリングは、あくまでも精神科の治療における選択肢の一つであるといえるでしょう。
またカウンセリングは精神科の治療に限らず、教育、福祉、司法、産業などさまざまな領域において、心理的な問題の解決のために導入されています。
本学の学生相談においてもカウンセリングは非常に力を入れています。ここでのカウンセリングは治療ではなく、より実りある人生を送るために自分自身を振り返り、精神的に成長していくための作業であるといえるでしょう。

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