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2016年度「オルガン講座発表会 感想文」

『横浜オルガン講座発表会』
2016年11月14日(月)、11月17日(木)
横浜チャペルにて実施
講師:山本由香子(オルガニスト)


山本陽葉(芸術学科1
年生)
ピアノを長年習ってきた私はオルガンをピアノに足鍵盤が付いただけのものと思っていた節がありました。しかし実際習ってみると現代のグランドピアノとパイプオルガンは全くの別物でした。中でも印象深いのは音作りです。明治学院大学のパイプオルガンには沢山のストップが付いています。ひとつひとつのストップがどのような機能を持っているのかはまだ把握しきれていませんが、ひとつの曲の中で色々な音と音を組み合わせるとまるで全く別の曲のようになるのがとても楽しいです。来年もオルガン演習として続けられたら、各ストップの特徴を把握して今度はどんな音色で弾きたいかを考えながら演奏できたら楽しそうだなと思っています。一番苦労した点はやはり足鍵盤です。今までピアノの左右のペダルを踏むことしか足を使うことがなかったので、手に足が全く付いてこなかったり逆に足に集中して手鍵盤を間違えたりなど今でもこのことは課題です。ですが発表会で長年続けている方の演奏を聴いて、やはり足鍵盤の重低音が決まると本当にかっこいいなと感じたので、今後もっと頑張りたいなと思います。また、チャペルという非日常感のある環境で練習ができたのも面白かったです。他のチャペルのパイプオルガンにも興味があります。

小泉希乃(消費情報環境法学科2年生)
パイプオルガンに初めて触れてから7ヶ月程が経ちました。同じオルガン講座を受講している方々の前でオルガンを演奏し、他の方の演奏を聴くという経験は初めてでしたが、改めてオルガンという楽器と向き合えたと思います。今回の発表会では、パイプオルガンの様々な音色を出すことが出来る特徴を生かし、1つの曲の中でもたくさんの情景が思い浮かぶような素敵な演奏をされていました。これからの自分の演奏にも取り入れていれていきたいことを発見できた、刺激のある発表会でした。

川村杏純(心理学科2年生)
今回の発表会は緊張しましたが、良い演奏ができたと思います。そしてみなさんの演奏を聴くことは勉強になり、オルガンの魅力を改めて感じることができて良かったです。これからも楽しんでオルガンを弾きたいと思います。発表会にお越しいただいた皆様、ありがとうございました。

高山瑛美(心理学科2年生)
今回のオルガン発表会で人前で演奏し、オルガン講座を受講している人達の演奏を聴くことができたのは私にとって良い経験になったと思います。 これまでにも時々チャペルアワーなどで演奏する機会があったものの、私は人前で演奏することが苦手なため失敗してしまうことが多かったので、発表会ではできるだけ失敗しないようにしたいと思って挑みました。結局数箇所失敗してしまったけれど、これまでと違い失敗しても焦らずに演奏し続けることができたことは良かったと思います。ただ、間違えずに弾くことばかりに気を取られてしまいがちだったので、より綺麗に演奏できるようにするといった反省も残りました。 また、普段は他の受講している人達の演奏を聴く機会があまりないため、今回の発表会で多くの人の演奏が聴けたことは貴重な経験だったと思います。はじめて聴く曲の他に知っている曲も数曲あり、それらの曲も演奏しているのを聴く機会はあまりなかったので新鮮に感じました。演奏を聴き、自分もこのように綺麗に演奏できるようになりたいと思ったので、この経験を技術を向上させるきっかけにしたいと思います。 今回の発表会を経て思ったこと、反省するべき点を振り返って、更にオルガンを演奏する技術を磨いていきたいと思いました。

野村佳乃子(心理学科2年生)
私は今回オルガン講座の発表会に出演しました。練習の時はいつも先生とのマンツーマンで、他の人の演奏を聴いたことがなかったため、とても楽しみにしていました。他の人の演奏を聴いて、ストップをたくさん抜く人もいれば、1本しか抜かない人もいて、同じ楽器なのに全く違う音色で弾いていて、とても感動しました。たくさん抜けば厳かな音色になり、一本だけだとやわらかい音色になり、聴いていてとても楽しかったです。自分の番が近づくにつれてやはり徐々に緊張していきました。最初の曲はまだ良かったのですが、二曲目は、あまり納得のいく演奏ができませんでした。もともと私は3声を弾いたことがなかったため、私にとってはすごく難曲で、発表会までに仕上がるのか心配でした。本番は取り敢えず弾くことはできましたが、リズムが乱れていたり、メロディの音がきちんと出ていなかったりと、反省点が山ほど出てきました。オルガンはピアノほど強弱がはっきり出ず、曲に色をつけるのはとても難しかったです。音色ももっと色々試せば良かったと後悔しています。曲を仕上げることに対して、オルガンはピアノとはまた違った課題があり、奥が深いなと思いました。これからも色々な曲を弾き、オルガンに対する知識も深めていきたいと思いました。

匿名
今まで練習してきたものを、他の方に聴いていただける良い機会でした。また、他の方の演奏を聴いて、良いところは吸収してもっと良い演奏ができるようになりたいと思いました。

「主旋を鳴らそう」   最勝寺 智子(卒業生) 
私は卒業生ですが、贅沢なことに休みの日にパイプオルガンを習わせていただいています。そして卒業してまた久々に発表会に参加できたことを本当に幸せに思いました。ついでに、一緒に卒業した明学の友達も有休をとってわざわざ聴きに来てくれたことが更に嬉しかったです。発表会には、相変わらず独特な緊張感の雰囲気がありました。自分の番になるまで なかなか気持ちが落ち着かず、本番では最初のペダルの出だしでつまずいてしまったので、「ここでつまずくと後のペダルに響いちゃう!」と思い、もう一度戻って弾き直したところが良かったのか悪かったのかは分かりませんが(笑)、中盤からは持ち直して主旋を意識しながら落ち着いて弾けたので良かったと思っています。山本先生に「自分の頭の中で主旋を鳴らすように意識して弾くと、曲にも主旋がもっと響いてくる。」と言われたことが、今でもとても良い教訓になっています。今回弾いたバッハの小フーガも、主旋が転調して何度も登場してくる曲だったので、常に意識して頭の中で鳴らしながら弾きました。他の受講生の皆さんの演奏も聴けて本当に楽しかったですし、何より癒されました。オルガンの音は多彩で、小鳥のさえずる音のような小さなか細い音からチャペルを震わせるくらいの荘厳な音が出せるので、どの曲もそれぞれ印象が違って、改めて魅力的な楽器だなと思いました。そしてとても不思議なことに、オルガンを弾いたり聴いたりするといつも心が癒されます。これからもオルガンに携わっていけたら幸せだなと心から思います。学生時代に自分にとってラッキーアイテムのような、幸せだと感じられるものを見つけられて、私は大きな収穫をしていたんだと幸運に感じました。 

田中愛美 (卒業生)
先日の発表会にいらしてくださった方々、ありがとうございました。今回演奏したバッハの「トッカータとフーガ ニ短調」はオルガン講座を受け始めた時から、いずれは演奏してみたいとずっと憧れていた曲でした。この曲を演奏することが決まった時、大変嬉しかったのを覚えています。足のペダルをかなり使用する曲で慣れるのに時間がかかりましたが、山本先生の優しく丁寧なご指導があって少しずつ弾けるようになりました。この曲は1曲10分もあり、その間にパイプオルガンならではの音が重なり合った荘厳な音から、軽やかで可愛らしい音へと様々な音色に変化します。オルガンの様々な側面を見せてくれる曲だと実感しました。 パイプオルガンは普段あまり見かけることもなければ、その音色を聴く機会もあまりありません。ですが、こうして実際に演奏するという貴重な機会に恵まれたことに改めて感謝しています。

君島庸子 (卒業生)
発表会が終わってホッとしています。苦手な発表会ですが、皆さんの素晴らしい演奏を聴くことができ、感謝です。これからも、パイプオルガンのさまざまな音色を私なりに楽しんでいけたらと思っています。 山本先生、これからもどうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

小川文昭 (教員)
今回はバッハ作曲「プレリュードとフーガハ長調」のプレリュードを弾きました。発表会を締めくくる最後を務めたのですが、博多の道路陥没事故のような演奏になってしまい申し訳ないことをしました。この曲の練習にとりかかったのは一年余り前で、練習では楽しく弾けるようになっていたのですが、一人で楽しむ程度に弾くのと、人の鑑賞に堪えられるかという場面で弾くのとは違うことがあらためてよく分りました。これからは続くフーガの練習をしながら、今回のプレリュードの練習も続けて、次の発表会では「プレリュードとフーガハ長調」を通して弾きたいと思います。どうか今後もオルガン講座を続けていただけるように、そして山本先生には今後ともご指導くださいますようにお願い申しあげます。


高井ヘラー由紀 (教員)
先日のオルガン発表会では、普段は顔を合わせることのない受講生の方々と一緒の空間で、みなさんの弾くオルガンを聴いたり、自分も山本先生からいただいた素敵な曲を弾くことができ、楽しいひとときを過ごさせていただきました。大曲に挑む方も讃美歌を弾く方もいるんですね。大学時代からパイプオルガンをチャペルや礼拝で聴いてきた自分でしたが、初めて聴く曲が多かったように思います。あるいは単に忘れてしまっただけかもしれません。パイプオルガンのレッスンを定期的に受けるようになってから一年くらいでしょうか。私の所属する教会のオルガンは足踏みのリードオルガンで、その条件でいかに良い礼拝奏楽を奏でるかが自分にとって最大の課題です。何をどう弾いたらいいのかわからずに八年くらい悩みながら奏楽をしてきましたが、山本先生のレッスンを受けるようになってから弾き方が少しわかってきて、もやもや感がずいぶん減りました。教会の奏楽では、練習の時間がほとんど取れないときもあり、そうでなくとも礼拝に対する責任を負っているので毎回のように緊張で冷や汗が出ますし、練習不足のときには罪悪感も加わって、否定的な感情と戦いながら弾くこともあります。9月には、休暇中の山本先生に代わって最勝寺さんとチャペルの奏楽を一度担当させていただきましたが、そのときにも十分練習できていなかったので、ものすごく緊張しました。それに比べると今回の発表会は、時間をとって練習したり、曲のイメージをつかむためにyoutubeでこっそり他人の演奏を聴いてみるなど、自分なりに準備してのぞむことができたためか、わりとリラックスして弾くことができました。一人で練習しているときとは異なり、皆さんが聴いてくださっている温かい気配がひしひしと感じられましたが、オルガンを奏でながらも皆さんと一緒に聴いているという不思議な実感がありました。もちろん、どこか緊張はしていて、そのために普段は動かすことのない椅子の位置を前に動かし、弾いている途中で、椅子が前過ぎて足を動かすスペースがないことに気付いたりしていましたが・・・(笑)。そんなこんなで楽しく帰途につこうとしたのですが、家族に電話をかけたら、何回も言ってあったのに「今日はなんでこんなに遅いんだったっけ?」の一言。関心低いな~もー(怒)!


「私を平和活動に導いてくれるもの」平山 恵(教員)
今年の発表会は最高の数の演奏中のミスを更新してしまった。しかし、何とか最後まで演奏した。これにはもちろん師匠・山本由香子先生のご指導があったおかけである。もう一つは、手と足だ。一曲目、バッハは散々だった。聴衆の皆さま、本当にごめんなさい。しかし2曲目、こちらも普段間違ったことのない箇所で、頭が真っ白になり楽譜のどこを弾いているか分からなくなった。これは過去にもあったが、今回は長い時間迷子になってしまった。しかし、手と足が勝手に進んでくれた。 怖かったが、四肢に頼るしかなかった。私の意志は無視して脳と足&手の信頼関係が上回った。「おいおい、いつまで手足に任せているんだ」と、胸の辺りが痛くなったがお構いなし。やっと最後の4小節で視覚が楽譜を捉えたが、曲の終わりのC鍵盤を左足が捕らえていた。椅子から立って、聴衆の皆様にお辞儀をした。そして、オルガンから離れていく途中で、手足にお礼を言った。「ありがとう」フィギュアスケートでオリンピック金メダリストの羽生君が演技の後、足に「よくもったね。ありがとう」と言っているのを思い出した。2番目の曲は昨年米国ミシガン州に交換教授で行く前に山本先生が選んで下さったJ.ラインベルガー作曲  「カンティレーネ」で、足が難しくて厄介な曲だなと思って渡米した。渡米してからもすぐには練習ができなかったが、私が教鞭を執る明学との協定校Hope Collegeにはオルガン専攻が存在し、ヒュー・ルイス教授という英国人のオルガニストの先生がいらっしゃった。その先生に相談すると、オルガンを弾く許可を得ることができた。時折練習も見て下さるということで、お願いした。ルイス先生には「難しい曲を選んだね」と言われ、やはり私には無理があったかと思った。しかし、練習しながら、山本先生が選んでくださった曲は私の「足鍵盤裁きの訓練」には最高の曲だと思った。 足鍵盤の端から端まで使う。しかも急に左の方から右へ、右から左へと飛ぶ。今年米国から帰国後は、日本で行われた先進国首脳会議でのシリアの原稿を作成したり、昨年度日本にいなかったこともあり相談にくる学生の数も多く、また複数の海外出張の狭間で、練習が殆どできなかった。それでも発表会があるから、発表会前には、早朝、夜と無理をしても練習をした。発表会があるということは目標があってありがたい。オルガンを演奏できることは本当に幸せなことである。シリアやイラクの戦争停止にも力を入れられる。早く世界中の戦争がなくなって終わって、思いっきりオルガンを弾きたい。そのために頑張ろうと。祈る。


岩田ななつ(教員)
今回の発表会では、ヨハン・パッヘルベル作曲「神のなしたもうことはすべて善し」を演奏しました。コラールから始まって、9つのパルティータとなって展開してゆく、すてきな曲です。そのなかから、基本のコラールとパルティータを5つ選んで弾きました。1つ1つのパルティータの音色を変えながら奏でるのは楽しいものでした。他の受講生の皆さんの演奏を聴き、その音から、オルガンを弾く喜びが伝わってきて、あらためてオルガン講座で学んでいる幸福を実感しました。いつも的確に指導して下さっている山本由香子先生に感謝いたします。


露木隆子(職員)

オルガン講座の受講生として横浜校舎チャペルのオルガンで山本由香子先生と受講生・オルガン実習履修生が増えてきて、だいたい月1~2回の練習とレッスンのペースで細々と続けているわけだが、遅番シフトの時間を利用して受講し始めたのが2004年ころだっただろうか?この間、自分自身にいろいろなことが起こりレッスンの中断期間もあった。私事だが、2016年度で大学職員として定年を迎えるのだが、今回は自分なりに内心気合を入れて記念の発表会だなあと思って臨んだ。そんなわけで……、いつものことなのだが、司会進行役の鈴木直子さんのコールにより、祭壇前で挨拶をして2階のオルガンに登る階段をあがりつつ、私の気持ちも天に昇るように極限の緊張状態に達した。そして我に帰り気がついたら演奏は終わっていた。席に戻って楽譜を広げてみると、どこを弾いたのかまったく覚えが無い。自分の意思で演奏した感覚が残っていないのだ。まるでタイムマシンに乗って一瞬の間ワープしていたかのようである。だからまだ発表会が終わった気がしていない。 もともと人前に出るのは超苦手なのだが、オルガンの練習・レッスンは本当に楽しく私の日常生活には欠かせない時間である。発表会で間違えて、恥をかくのも楽しもうと思うように心がけていたが、なぜ緊張をするのだろうか?由香子先生は緊張しないといっているが次に向けては是非ともそのあたりを学びたいところである。学生さんたちや他の方々の活き活きとした演奏も2回に分けて行った11月14日の発表会もそれぞれ個性が出ていて魅力的で楽しかった。 2016年は記念すべき年で、10月下旬にドイツのウィースバーデンからヒールシャー先生が初来日されて、日ごろ自分が練習しているオルガンそのものでのコンサートで感動したばかりだった。ウィースバーデンの大きな教会の大きなオルガンでの演奏もドカーンと魅力的なのだが、横浜チャペルのオルガンから奏でられる思いがけない音色の数々に痺れた。とくにバグパイプみたいな音色となんだかとろけるようなフワーっとした音色には驚いた。横浜校舎のオルガンの魅力をこれまで聞いたことのない音色をつくりだして素敵で楽しい演奏を聴かせていただいて感謝感激、気持ちよく、今後の自分の練習への可能性や今回の発表会に希望が沸きなんだか自分も上達した気分になっていた。このオルガンとヒールシャー先生の弟子である山本由香子先生の指導の下、練習を続けられることがなんとラッキーなことであるか身をもって実感した。 今後も細々と楽しんで続けられればしあわせです。引き続きご指導をどうぞよろしくお願いいたします。 最後に、これもいつものことなのだが、発表会を機に、もっともっと練習しなくてはと、熱く思っている今日この頃です。