明学・大槌町吉里吉里復興支援プログラムブログ

2014年10月27日

【吉里っ子文化祭】(10月18日~19日)

10月も終わりに近づき、東京でもコートを羽織る人たちを見かけるようになりました。
吉里吉里もたいへん寒く、学生たちもバスから降りた時に悲鳴を上げていました。

今回の活動は吉里っ子文化祭の見学と参加ということで、
主に吉里吉里小学校の生徒たちの発表を見させて頂きました。
初日(10月18日)は郷土芸能の発表、
二日目(10月19日)は学年ごとの出し物の発表でした。
また、小学生たちの作った作品も展示されていました。
学年ごとにカラーの違う作品は、見ているだけで笑顔になれるものでした。


初日の発表が始まる前に校長先生がおっしゃっていた、
「吉里吉里を外に紹介するのであれば、海と郷土芸能である」
というお言葉が非常に印象的でした。
吉里吉里の人達にとって、郷土芸能がどれだけ大切なものであるのかが、
このご挨拶に集約されているように思います。
それだけ大切な存在である郷土芸能を、
若い世代が引き継ぎ、伝えていくことの必要性を発表を通じて学ばされました。
郷土芸能の発表は、鹿子踊り、大神楽、虎舞の3つに分かれていて、
どれも本当に素晴らしかったです。
「言われたからやっている」だけだったら、あの素晴らしさは出せないと思います。
子供たちも郷土芸能の意義を肌で分かっているからこその発表だったのだと感じます。

初日の郷土芸能の発表が終わったあとは、少し時間に余裕があったので
子供達とサッカーをしたりして遊びました。
途中、一人の男の子に
「明日の劇見に来るの?来てね。」と言われました。
地域の方がおっしゃっていたお言葉の一つに、
「吉里吉里の子供たちは見られたがっている」というものがありました。
わんぱく広場などで、普段は遊んでいる明学生相手にも
自分たちの頑張っている姿を見せたいという想いがあるそうです。
学生が地域行事に参加することの意義も見出すことができました。

子供達と遊んだ後、波板交流センターに帰り、
二日目のPTAでの出し物の練習をしました。
「花は咲く」の合唱と、「恋するフォーチュンクッキー」のダンス練習です。
「恋するフォーチュンクッキー」は女子はオリジナルのダンス、
男子はヲタ芸バージョンと、笑いを誘えるか不安な中での練習だったのですが、
どちらも練習の末、なんとか形にすることができました。
練習では地域の方々にたいへんお世話になりました。
この場をお借りして、御礼申し上げます。


二日目には学年ごとの出し物を見させて頂きました。
合唱や劇を見ていく内に、吉里吉里の子供たちの「やりきる力」に感動させられました。
地域全体の特性なのか、郷土芸能を通じて身につけたのか、
とにかく本当に素晴らしい力であることに違いはありません。
それに触発され、私たちも発表を頑張らなければならないな、と感じました。
そして、PTAの発表の時間となりました。
「花は咲く」は、私は舞台袖から見ていたのですがとても綺麗な歌声でした。
その後、「恋するフォーチュンクッキー」へと移ったのですが、
嬉しいことに結果は好評でした。
副校長先生がAKBの衣装を着たり、明学生、PTAの男性陣がヲタ芸をしたり、
女性陣はオリジナルのダンスで場を華やかにして、と楽しい時間を過ごすことができました。

午後の時間では、地域の方からお話を伺いました。
震災の風化とは何か、これから求められていく支援とは何か。
特に、吉里吉里への訪問回数が3回未満の1、2年生が多かったので
各々考えを深められたのではないでしょうか。

吉里吉里を訪れるとき、毎回、必ず何かしらの刺激を受けています。
自分だけが刺激を受けるのではなく、相手にも刺激を与えられるように、
お互いに良い影響を及ぼすことのできる関係を目指したいです。

震災から三年半が経った今、活動を考え直さなければならない時期に入っています。
これからの活動を担う1、2年生として、
地域のニーズを常に考えられる人間でありたいと思います。


英文学科1年 相馬遊哉