明学・大槌町吉里吉里復興支援プログラムブログ

2015年10月11日

【学習支援】9月活動

皆さま、如何お過ごしでしょうか。
気付けば金木犀の香りも薄れ、秋の深まりを実感するこの頃です。


先月の活動となってしまいましたが、
9月学習支援活動について、ご報告をさせていただきます。

今回の学習支援活動は
9月7日(月)~9月11日(金)の日程で、
(大雨に伴う休校のため最終日は活動が中止となりました。)

活動は1時間目~5/6時間目の授業サポート、
9年生対象の放課後学習会の二段構成で行われました。
今回は、給食の時間にも参加させていただき、
生徒たちと、より距離の近い交流をすることもできました。

詳しい報告は以下、日毎に行いたいと思います。


【9月7日(月):1日目】

吉里吉里学園中学部到着後、まずは全校集会で自己紹介をいたしました。

その後、学年ごとに1・2・3時間目の総合の時間を頂いて、
中学生と大学生を含めた小グループで、「大学」について考える時間を設けました。

「中学校と大学の共通点って何だろう?」
「中学校と大学の違いって何だろう?」

大学生も、改めて考え直すと難しい質問ですが、
中学生と一緒にディスカッションすることで、
グループごとの考えを深めることができました。
グループの意見はホワイトボードも用いて生徒自身に発表してもらいました。

ディスカッション後は、フリートークのような形で
大学生と中学生の交流も行いました。
大学のレポートを見せたり、時間割の話などをしたのですが
「自分で時間割を組むことが出来る」「校舎がたくさんある」という点に
多く関心が集まった印象を受けました。
少し遠い存在である「大学」を「将来の選択肢のひとつ」として、
より身近に感じてもらえるよう、今後も努めてまいりたいと思います。

【9月8日(火):2日目】

6時間目に「吉里吉里カルタ」を用いたカルタ大会を行いました。
「札を取るときには『でんでーん※』と言ってください」と説明したところ、
ひとつひとつの句に対して、想像以上の盛り上がりがありました。
体育館中に響き渡る大きな声は、思わず口元が緩んでしまうくらいに嬉しいものでした。
今回は、句にまつわるクイズも併せて行いました。
知っている言葉もあれば、知らない言葉もあったそうで、
「吉里吉里カルタ」を通じて、そういった地元の文化について学んだり、
楽しさを覚えたりする時間が生まれたら、と強く感じました。
カルタ大会の後は、吉里吉里学園中学部の生徒全員に「吉里吉里カルタ」を手渡ししました。
お家でも、絵札が擦り切れるくらいに遊んでもらえたら、と願っております。

(※吉里吉里地区では、カルタの絵札を取る際に「でんでーん」という掛け声を用いるそうです)

【9月9日(水):3日目】

この日はALTの先生がいらっしゃっていたので、
明学生も英語の授業に参加をさせていただきました。
8年生の英語の授業では「There is/are~」を用いた例文作りを行いました。
教室にあるもの(黒板、扇風機など)をひとつ選び、その説明を行ったり、
自分の理想の部屋について、英語で表現しました。
明学生も積極的に参加させていただき、中学生とともに
楽しく英語に触れる時間になったのではないかと思います。

放課後の学習会の時間では、生徒それぞれの行っているワークを見ながら、
引き続き、明学生がサポートをしていきました。
9年生が集中しているようすはとても印象的で、
どうしたらもっと学習を定着させることができるだろうかと気が引き締まりました。
数学の公式や解き方を紙に書いて、生徒に手渡ししたり、
「明日にもう一回クイズするからね!」と宣言する明学生も見られました。
中学生の学習意欲の向上は、学習支援グループとしても大きな課題の一つです。
今後も工夫を忘れず、学習支援としての意義を果たしていければと思います。

【9月10日(木):4日目】

9年生の国語の時間では、
「高瀬舟」に関するグループワークに参加させていただきました。
前日に読んだ「高瀬舟」の内容について、
明学生(司会役)を含めたグループごとで、理解を深めていきました。
私の参加したグループでは「『喜助』の性格をどう思うか」といったことを
中心に話し合ったのですが、
ひとりひとり、きちんと意見を述べていく様子に感心しました。
昨年度、「走れメロス」に関するグループワークにも参加させていただいたのですが、
その時よりも格段に、「話す力」が向上していたように思えます。
学習支援グループとして、生徒の成長に気づけたとき、大きな喜びを感じます。
教育に携わっている意識を忘れず、彼らの成長に少しでも貢献できればと思います。

この日は、新人戦に向けての壮行会も行われました。
ユニフォームに着替え、全校生徒の前で目標を宣言し、
気合を見せるために大きな掛け声をあげます。
普段、関わっている様子とはまた違う様子に、生徒たちの頼もしさを強く感じました。

【9月11日(金):5日目】

この日は学習支援活動の最終日だったのですが、
大雨により中学校が休校となってしまったため、活動を中止いたしました。

学生は夜行バスでの帰京予定となっていましたが、
安全面の考慮もあり、新幹線を利用し帰ることにいたしました。
帰京の際には、中学校の先生方、大学職員の方々に大変お世話になりました。
この場を借りて深く感謝申し上げます。

最終日に生徒と会うことができなかったのは非常に残念ですが、
4日間、授業サポートや学習会、給食や昼休みを通じて
関われた時間を、改めてとても大切に思います。

次回の活動は11月の学習会です。
最終日にできなかったことを達成できるように、
学生一同、精一杯頑張ってまいりたいと思います。

再度にはなりますが、
非常に多くの方々の支えがあって、成り立っている活動だと
実感する5日間でした。
私たちの活動を支え続けてくださっている皆さんに、
心よりの感謝を申し上げます。


英文学科2年 相馬遊哉