明学・大槌町吉里吉里復興支援プログラムブログ

2016年11月20日

2016年 わんぱく広場

秋も一段と深まり、日だまりの恋しい季節となりました。皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。

今回は、11月12日から13日にかけて行いましたわんぱく広場の活動についてご報告させていただきます。わんぱく広場は2011年度から始まった活動で、当初は「子どもたちに安全で安心できる遊べる場所を提供すること」でしたが震災から5年たった現在、その目的は「人とつながっていくちからをつけ、自分で居場所をつくれるようになること」や「じぶんらしさに気づき、受け入れること」のようにこどもが本来持っている力を引き出すことに変化してきています。今回も子どもたちとふれあったり、地域の方々にお話をい伺ったり、発見や学びの多いとても充実した二日間でした。

11月12日㈯
朝到着し、午前は、避難経路確認の後3グループに分かれて地域の方々と交流しました。私は郷土芸能の「小踊り」と震災当時の物資についてのお話を伺いました。
どちらもとても興味深いお話で、郷土芸能の抱える現在の問題点や、震災直後どのように物資を手配したのかなどを詳しく聞かせていただき様々なことを考えさせられる貴重な時間となりました。
午後は、吉里吉里学園小学部で昼食をとり、わんぱく広場を行いました。わんぱく広場では最初に自己紹介ゲームを行った後、体を動かして遊ぶ「動の遊び」と手先を使って遊ぶ「静の遊び」に分かれて活動を行いました。「動の遊び」ではドッジボール、鬼ごっこ、バスケットボール、「静の遊び」ではフェルトボール作り、折り紙、シャボン玉、ミサンガ作りを学生と子どもたちが一緒になって行いました。私は「静の遊び」担当でした。「静の遊び」ではフェルトボール作りや折り紙で切り絵を作ったりすることが人気でした。子どもたちが各々好きなことをしてのびのび遊んでいるのがとても印象的でした。活動の最後には恒例となっている鬼ごっこを学生と子どもたちと行いわんぱく広場一日目の活動を終えました。
わんぱく広場が終わったあとは、大槌町公民館吉里吉里分館にて公民館の館長さんに今後のわんぱく広場などについてのお話を伺いました。今後の活動についてアドバイスや提案をたくさんいただきこれからの活動に活かしていきたいと思いました。

11月13日㈰
この日は、午前は勉強会で午後わんぱく広場を行いました。勉強会では宿題が終わっている子どもが多かったので言葉連想ゲームを行いました。これは、低学年(1、2年生)は、お題に出された「ひらがな」がつくものを、高学年(3、4、5、6年生)はお題に出された「部首」のつく漢字を、思いつくだけ出していくというものです。このゲームはとても好評で子どもたちも、楽しみながら頭を使ったり、学習の復習ができているように思いました。
また、勉強会の合間に子どもたちの休憩もかねて「無人島ゲーム」を行いました。これも大変盛り上がり、子どもたちとの距離が縮まり1日目よりも子どもたちから話しかけてくれたり、学生の名前を覚えてくれたりしてとても嬉しかったです。午後のわんぱく広場では始めにみんなで「スライム作り」を行いました。スライム作りでは子どもたちが学生の説明をしっかり聞いて、ルールを守って作って、遊んでくれたのでとてもスムーズに行うことができました。子どもたちがスライムを楽しそうに作ったり、触ったりしている様子がとても微笑ましく感じました。スライム作りのあとは1日目と同様「動の遊び」、「静の遊び」に分かれて活動を行いました。最後に1日目と同様学生と子どもたちみんなで鬼ごっこをして活動を終えました。帰り際に、子どもたちから「次のわんぱくはいつやるの?」や「また来て欲しい!」など言ってもらえて2日間子どもたちが楽しんでくれたことが嬉しかったのと同時に子どもたちとまたしばらく会えないことが寂しく感じました。二日間という短い時間でしたが、子どもたちとふれあうなかで、8月のサマースクールのときよりも成長している子どもたちの様子がみられて嬉しく感じました。これからも活動に参加することで、こどもたちの成長を見守り続けたいと思います。
 
 
吉里吉里は以前サマースクールで訪れたときよりも道ができていて、家も建っていました。街ができていく様子を見ることはとても貴重な体験で、目に見える形で「復興」を感じることができました。地域の方々と直接お話をして、郷土芸能、今後の活動(お年寄りと子どもたちの交流、地域の若者との交流など)について新たな課題やヒントを得ることができたので、よりよい活動にしていくためにも活かしていきたいと思います。わんぱく広場では、子どもたちの元気いっぱいな様子がみられて、私が子どもたちからパワーもらったような気がします。また、小学生が面白いと感じるものは大学生がそう感じるものとギャップがあるのだと感じる場面がいくつかありました。いろいろな視点で考えること、遊びの工夫や子どもに合わせて臨機応変に対応することが重要であり、難しい点でもあると思いました。今回の活動のなかで、子どもたちが本当に活発で、表情豊かで、とても生き生きしている様子がすごく印象的でした。吉里吉里という場所が子どもたちがのびのびと安心して成長できる場所なのだと改めて実感しました。

今回は、わんぱく広場だけではなく、地域の方々にお話を伺うことができました。このような貴重な体験ができることは地域の方々、日々支えてくださっている皆様のおかげであります。この場をお借りして心より感謝申し上げます。
引き続き活動へのご協力よろしくお願いいたします。

法学部 鎌田