2017年 コラボスクール

2017年9月5日

2017年 コラボスクール

報告が遅れてしまい大変申し訳ありません。

暑さもようやく峠を越え、にわかに秋めいてまいりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は8月2日から4日まで参加したコラボスクールの活動についてご報告致します。

8月2日(水)
吉里吉里学園小学部に到着し、午前中の1時間ほどコラボスクールのお手伝いをしました。コラボスクールは、大槌町教育委員会が主催しているもので、夏休みに計8日間行われています。学校の夏休みの宿題を子ども達に教えたり、一緒に考えたりしました。私は今回初めて参加したので、仲良くなれるか不安でしたが、子ども達の明るさで仲良くなれて、問題も一緒に考え、分かると喜んでくれたり、楽しそうに解いてくれたりして嬉しかったです。
小学校で昼食を取り、午後は活動当初からお世話になっている地域の方のお話を伺い、避難経路を確認しました。震災を受けたことでの子ども達の成長への影響や、震災から6年経った現在の問題を聞いたことで、コラボスクールでの子どもとの接し方や、これからの活動について、考え直すことが出来ました。

8月3日(木)
10時から12時までコラボスクールで前日と同様に、夏休みの宿題のお手伝いをしました。2日目なので、気軽に質問してくれることが多く見受けられました。わからない時は一緒に調べたり、同じテーブルの子たちと相談したりしながら考えました。「昨日やったから、出来るようになった」と言ってくれる子がいて、嬉しかったです。午後は子ども達とプールに入りました。午前中話せなかった子たちとも、一緒に泳ぐ練習をしたり、鬼ごっこをしたり、距離を縮めることが出来ました。16時からは「生きた証プロジェクト」において、犠牲者一人ひとりの生前の姿と、犠牲になった当時の状況の聴き取り、編集にあたった大槌町震災伝承推進室の北田竹美室長に話を伺いました。「生きた証プロジェクト」は3年かけて役場と町民の方が一緒に聴き取りをし、今年3月に、545名の方の「生きた証」が本にまとめられました。亡くなった方がそれぞれ「どんな人柄だったか」「どんなエピソードがあったか」「どこで被災したのか」ということや、ご遺族の声が書いてあります。本にすることで、前に進もうという気持ちになった地域の方がいらっしゃることを知りました。また、防災にもつながっているそうです。家を建てたり、道を整備したり物理的な支援の裏で、このような活動によって、町と町民が犠牲者を忘れずに、前を向いて生きていくためのプロジェクトが行われていたことを初めて知ることが出来ました。

また、今回吉里吉里公民館長である芳賀博典様のご好意により「生きた証プロジェクト」についてのお話を伺わせていただくために、吉里吉里公民館を会場としてご提供いただきました。
この場をお借りして、誠に感謝申し上げます。

8月4日(金)
10時~15時までコラボスクールの最終日に参加しました。
午前は、前日行われたテストの表彰式とペーパークラフトの小型自動販売機(2リットルペットボトルぐらいのサイズ)を子どもたちと作りました。子どもたちが出来ないところを学生が手伝ったりして、子どもたち全員が完成することができました。子ども達と学生が協力して作業することによって一体感がうまれさらに仲良くなれた気がしました。完成した自動販売機で嬉しそうに遊ぶ様子がとても微笑ましかったです。午後は、子どもたちとプールで遊びました。プールの中で鬼ごっこをしたり、水泳の競争をしたりしました。遊びのなかで子どもたちが、学生の名前を覚えてくれたり、私たちも子どもたちの性格などを知ることができ、子どもたちとの距離が縮まっていくのを感じました。また、プールが終わったあとに、「次はいつくるの?」「わんぱく広場絶対行くね!」と話しかけてくれて、とても嬉しい気持ちになりました。三日間子どもたちと一緒に過ごして、子どもたちから話しかけてくれたり、自由に活発に遊んだりしている様子から、私自身たくさんのエネルギーをもらいました。これからも子どもたちの成長を見守っていきたいと改めて感じました。

夕方からは特別養護老人ホームの夏祭りに参加しました。入居者の方の車椅子の補助をしたり、食事のお手伝いをしながら一緒に夏祭りを楽しみました。
特別養護老人ホームには行ったことがなかったのですが、スタッフの方々や、ご家族の方々が協力していて入居者の方との信頼関係が強いなと思いました。信頼関係があるからこそ安心できる環境になるのだと思いました。夏祭りでは、入居者の方も歌ったり、音楽にあわせて手拍子を打ったりととても楽しそうでした。たくさんの素敵な笑顔が溢れていてとても温かい気持ちになりました。

今回の活動では、三日間という短い間でしたが様々なことを経験できました。子どもたちやお年寄りの方とふれあったり、地域の方にお話を聞いたりと学ぶことの多い活動でした。
特にお年寄りの方とは、普段あまり接する機会がなかったので最初は戸惑いました。しかし、ゆっくり大きな声で話をしたり、食事のお手伝いをしているときに「ありがとう」と言われて本当に嬉しい気持ちになりました。相手のことを思いやったり考えたりしながら行動することの大切さを再確認できたのと同時に、誰かの役に立てることの喜びを感じました。

また、地域の方の話のなかで、「町は着々と復興しているが、まだ前を向いて生きることが難しい人も多くいる。」という話を伺いました。私たちにとって当たり前の生活がどれほど尊いのか、それを取り戻すにはとても時間がかかること、たくさんの支えが必要なことを改めて痛感しました。さらに、「生きた証プロジェクト」のなかでは、「人の心は時間とともに変わっていく。変わっていくからこそ残したい。」という想いを北田室長から伺いました。震災から年月が経つにつれて人それぞれ気持ちも震災当時から変化し、様々な想いを抱え生きていることを知りました。短い活動の中で様々な想いをすべて受け止めることは難しいことかもしれませんが、少しでも多く地域に足を運び、活動を継続してくことが大切なことなのではないかと私は思います。一学生としてできることは少ないかも知れませんが、地域に寄り添い、今何ができるのか、何が必要なのかを改めてメンバーで話し合い今後の活動に活かしていきたいです。


今回も数多くの方々にお世話になりました。
引き続き活動へのご協力よろしくお願い致します。


社会学部社会福祉学科1年 大根
法学部消費情報環境法学科2年 鎌田