海外プログラム
2013年9月13日
カンボジアスタディーツアー 3日目
今回は、カンボジアスタディーツアー3日目の報告をします。
【9/4 ツアー日程3日目】
飛行機で…プノンペン⇒シェリムアップ
あっという間でした…。
シェリムアップの空港で、支店長の安田さん、ガイドのホッチさんと合流しました!
そのあと、カンボジアの中華料理店で英気を養いました。
そして、本日の訪問先は・・・
■日本人社会起業家マダム・サチコ(小島幸子)さん
このツアーで初めてお会いする社会起業家、「マダム・サチコ」こと小島幸子さんは、アンコールクッキーを経営しています。
サチコさんは、
①メイド・イン・カンボジアを創る!
②現地の若い人たちのために雇用を創出する!
という2つの大きな柱を基に、アンコールクッキーを始めました。
初めてカンボジアに来たのは大学2年生の時のこと(僕と同じです!)。
カンボジアの魅力にとりつかれて、大学時代に取った日本語教師の資格を活かし、26歳でシェリムアップの日本語学校で勤務を始めました。
…実は、日本語学校に勤め始める前は現地の旅行会社に勤めていたというサチコさん。
ガイドをしていた時に、日本人の観光客から
「カンボジアには、お菓子のお土産はないの?」
と聞かれ、
「無いですね…」
というやり取りを何度かしたところから、
「需要があるのにモノが無いなんて、もったいないな…」
と考え始めたそうです。
それから、日本語教師として教えていたある日のこと。
生徒からこんなことを言われたそうです。
「先生は『あきらめなければ夢はかなう』っていうけど、僕たちには人間のレベルがあるんです」
ここで彼らが行っていた「人間のレベル」とは、「お金を持っているか、持っていないか」ということです。
サチコさんは、
「それでも、あきらめたらチャンスはない。今ここで勉強している意味はないよね」
と生徒に想いを伝えたのですが、日本人にはない感覚に、衝撃を受けたといいます。
そこで、「カンボジアの若い人々が希望を持って生活していくために、しっかりと労働環境を整えた会社を興せないだろうか」
と考え、
「観光客向けのお菓子が欲しい」
というニーズを活かし、
アンコールクッキーを始めるに至りました。
経営の勉強や経験が全くない中で、様々な苦労があったといいます。
例えば、最初の半年はスタッフの給料を払うために午前中にアルバイトをし、夕方にスタッフの作ったクッキーの検品をする、という生活を送っていたそうです。
それでも、「辛くはなかった」とサチコさん。
「大変だったけど、それ以上にワクワクしていた。自分が本当にやりたいことだったから。」
その力強い言葉通り、当初からの信念は揺らぐことなく、現在は80名以上のスタッフが働くカンボジアでも有名な会社になっています。
写真からも分かりますが、徹底された衛生環境の下でクッキーが作られています。
「何事もキッチリしていないと気が済まないのが私の性格で…」
とサチコさんはおっしゃっていました。
もちろん、最初はカンボジアの文化の違いに苦労したといいます。
(例えばカンボジアでは、1枚の布巾でテーブル、イス、床まで拭く。日本では当然それぞれ分けていますよね。)
それでも、毎日それを続けさせることで「習慣」にさせ、しっかりと身に付けさせたといいます。
スタッフも最初は驚いていたものの、
「今では当たり前のことになっています。」
とのこと。
ある参加学生がサチコさんに今後の展望について質問したところ、
「カンボジアのお菓子メーカーとして確立すること」
が目標で、実際にローカルマーケットにもお菓子を売り出し始めているようです。
とてもエネルギッシュなマダム・サチコさんに学生は皆、積極的に質問したり、と非常に盛り上がっていました。
ツアー3日目は訪問先はアンコールクッキーのみでしたが、とても充実した、内容の濃い一日でした。
次はツアー4日目です。お楽しみに!
国際学部国際学科2年 山岸野明



