今日は何の国際デー?(1月27日)

2016年2月12日

今日は何の国際デー?(1月27日)

 
 こんにちは!海外プログラム事業部です!今年は国際デーに焦点を当ててブログを更新していきたいと思います。よろしくお願いします!



 本日、1月27日は「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」(International Day of Commemoration in memory of the victims of the Holocaust)です!



2005年11月1日の国連総会にて採択された総会決議は、ユダヤ人強制収容所のアウシュビッツが解放された1月27日を「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」と定めました。この国連総会では、ユダヤ人の3分の1、無数のマイノリティーの人々が殺害されたホロコーストを再確認し、憎悪、敵対感情、人種差別、偏見がもつ危険性を永遠に人々に警告することを目的に、総会決議を採択しました。1番上の写真はアウシュヴィッツ第二強制収容所(ビルケナウ)です。

この国際デーは悲惨な歴史上の事実を世界で再確認し、新しい世代に知らせることで新たなジェノサイド(集団殺害)を防ぐことを目的としています。



国連が定めているジェノサイドの定義は以下の通りです。


(a) 集団の構成員を殺害すること
(b) 集団の構成員に重大な肉体的または精神的な危害を加えること
(c) 全体または一部の肉体的な破壊をもたらすような危害を集団の生活条件に故意に与えること
(d) 集団内での出生を妨げることを意図とした措置を講ずること
(e) 集団の子供を別の集団に強制的に移送すること
(http://www.ushmm.org/wlc/ja/article.php?ModuleId=10007043 より引用)

※ジェノサイドの語源など、詳しい内容は引用元URLを参照してください。



 1933年1月ドイツでは、反ユダヤ主義を唱えるアドルフ・ヒトラー率いるナチ党が政権を握りました。この年から、ドイツが連合国軍に無条件降伏をする1945年5月までに、およそ600万人のユダヤ人が殺されたといいます。他にも、ロマ族、身体障がい者、一部のスラブ民族(ポーランド人やロシア人など)も「劣った民族」であると見なされ、収容所へ送られました。 また、共産主義者、社会主義者、エホバの証人、同性愛者など、政治的、思想的、行動的な理由から迫害された人々もいました。

収容者たちは、収容所へ入る前に衣類など身に着けているものを全て没収されました。上から2番目の写真はその時に脱がされた靴の写真です。


 国際連合は、国際連合広報センターを中心として「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」の前後に資料の展示会や、資料映像、関連映画の上映などを行っています。

2015年に作製された映像はこちらから観ることができます。

→『ナチス、ジェノサイドへの道』http://bit.ly/KWPFAZ (2015.1.19取得)


 また2015年1月27日国連大学では、クロード・ランズマン監督の映画「SHOAHショア」の上映会や、ホロコースト記念館館長、NPO法人ホロコースト教育資料センター代表などによるシンポジウム「今、ホロコーストを知る意味」が開催されました。


 明治学院大学では、2003年に宗教部が広島県福山市の「ホロコースト記念館」のご厚意によりアンネ・フランクゆかりのバラ(アンネのバラ)の苗木を受け取っています。2014年5月10日の経営学科のブログ記事によると、白金キャンパスではバラがいくらか咲き始めたようです。(上から3番目の写真)バラの季節になったら、一度記念館前の花壇へ見に行ってみてくださいね!横浜キャンパスでは、ボランティアセンターの横にアンネのバラがあります!


 世界はホロコーストを経験したにも関わらず、ルワンダの虐殺事件、ユーゴスラビア紛争における民族浄化など、ジェノサイドの再発を防ぐことができませんでした。そのため私たち一人一人がこの事実をしっかりと受け止めることで、再発防止の努力を続けることが大切です。

歴史を学び、世界中が団結して凄惨な事件を繰り返さないようにしましょう。


  次回の国際デーは2月6日「女性器切除の根絶のための国際デー」です。

女性器切除はアフリカ、中東、アジアの一部の発展途上国で現在も行われています。

このような風習が今の残っているのは何故か、なぜ根絶をめざすのか、一緒に考えてみましょう。

次回もよろしくお願いいたします!

国際学科1年

原愛美



参考ページ


国際連合広報センター(2015.1.21)「1月27日は『ホロコースト犠牲者を想起する国際デー』」http://www.unic.or.jp/news_press/info/11945/ (2016年1月15日取得)


国際連合広報センター(2014.1.27)「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー(1月27日)事務総長メッセージ」http://www.unic.or.jp/news_press/messages_speeches/sg/6549/ (2016年1月15日取得)


鳥飼行博研究所 Sustainable Development Online(2008.1.31)「ホロコースト Holocaust(Shoah):アウシュビッツ強制収容所」http://www.geocities.jp/torikai007/war/1943/holocaust.html (2016年1月18日取得)


フォートラベル(2007.6.3)「アウシュビッツ強制収容所は死を量産する工場だった」http://4travel.jp/travelogue/10152639 (2016年1月26日取得)


明治学院大学(2003)「2003年『アンネのバラとホロコースト記念館を訪ねる旅』報告」http://www.meijigakuin.ac.jp/office/creed/activities/anne/03houkoku.html (2016年1月19日取得)


明治学院大学(2014.5.10)「記念館前のアンネの薔薇が咲きはじめました」https://www.meijigakuin.ac.jp/econ/business/blog/?p=225#more-225 (2016年1月19日取得)


UNITED STATES HOLOCAUST MEMORIAL MUSEUM「ホロコースト百科事典」http://www.ushmm.org/ (2016年1月18日取得)

   こんにちは!海外プログラム事業部です!今年は国際デーに焦点を当ててブログを更新していきたいと思います。よろしくお願いします! 本日、1月27日は「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」(International Day of Commemoration in memory of the victims of the Holocaust)です! 2005年11月1日の国連総会にて採択された総会決議は、ユダヤ人強制収容所のアウシュビッツが解放された1月27日を「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」と定めました。この国連総会では、ユダヤ人の3分の1、無数のマイノリティーの人々が殺害されたホロコーストを再確認し、憎悪、敵対感情、人種差別、偏見がもつ危険性を永遠に人々に警告することを目的に、総会決議を採択しました。1番上の写真はアウシュヴィッツ第二強制収容所(ビルケナウ)です。この国際デーは悲惨な歴史上の事実を世界で再確認し、新しい世代に知らせることで新たなジェノサイド(集団殺害)を防ぐことを目的としています。  国連が定めているジェノサイドの定義は以下の通りです。 (a) 集団の構成員を殺害すること(b) 集団の構成員に重大な肉体的または精神的な危害を加えること(c) 全体または一部の肉体的な破壊をもたらすような危害を集団の生活条件に故意に与えること(d) 集団内での出生を妨げることを意図とした措置を講ずること(e) 集団の子供を別の集団に強制的に移送すること(http://www.ushmm.org/wlc/ja/article.php?ModuleId=10007043より引用) ※ジェノサイドの語源など、詳しい内容は引用元URLを参照してください。   1933年1月ドイツでは、反ユダヤ主義を唱えるアドルフ・ヒトラー率いるナチ党が政権を握りました。この年から、ドイツが連合国軍に無条件降伏をする1945年5月までに、およそ600万人のユダヤ人が殺されたといいます。他にも、ロマ族、身体障がい者、一部のスラブ民族(ポーランド人やロシア人など)も「劣った民族」であると見なされ、収容所へ送られました。 また、共産主義者、社会主義者、エホバの証人、同性愛者など、政治的、思想的、行動的な理由から迫害された人々もいました。収容者たちは、収容所へ入る前に衣類など身に着けているものを全て没収されました。上から2番目の写真はその時に脱がされた靴の写真です。  国際連合は、国際連合広報センターを中心として「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」の前後に資料の展示会や、資料映像、関連映画の上映などを行っています。2015年に作製された映像はこちらから観ることができます。→『ナチス、ジェノサイドへの道』http://bit.ly/KWPFAZ(2015.1.19取得)  また2015年1月27日国連大学では、クロード・ランズマン監督の映画「SHOAHショア」の上映会や、ホロコースト記念館館長、NPO法人ホロコースト教育資料センター代表などによるシンポジウム「今、ホロコーストを知る意味」が開催されました。  明治学院大学では、2003年に宗教部が広島県福山市の「ホロコースト記念館」のご厚意によりアンネ・フランクゆかりのバラ(アンネのバラ)の苗木を受け取っています。2014年5月10日の経営学科のブログ記事によると、白金キャンパスではバラがいくらか咲き始めたようです。(上から3番目の写真)バラの季節になったら、一度記念館前の花壇へ見に行ってみてくださいね!横浜キャンパスでは、ボランティアセンターの横にアンネのバラがあります!  世界はホロコーストを経験したにも関わらず、ルワンダの虐殺事件、ユーゴスラビア紛争における民族浄化など、ジェノサイドの再発を防ぐことができませんでした。そのため私たち一人一人がこの事実をしっかりと受け止めることで、再発防止の努力を続けることが大切です。歴史を学び、世界中が団結して凄惨な事件を繰り返さないようにしましょう。   次回の国際デーは2月6日「女性器切除の根絶のための国際デー」です。女性器切除はアフリカ、中東、アジアの一部の発展途上国で現在も行われています。このような風習が今の残っているのは何故か、なぜ根絶をめざすのか、一緒に考えてみましょう。次回もよろしくお願いいたします!国際学科1年原愛美  参考ページ 国際連合広報センター(2015.1.21)「1月27日は『ホロコースト犠牲者を想起する国際デー』」http://www.unic.or.jp/news_press/info/11945/ (2016年1月15日取得) 国際連合広報センター(2014.1.27)「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー(1月27日)事務総長メッセージ」http://www.unic.or.jp/news_press/messages_speeches/sg/6549/(2016年1月15日取得) 鳥飼行博研究所 Sustainable Development Online(2008.1.31)「ホロコースト Holocaust(Shoah):アウシュビッツ強制収容所」http://www.geocities.jp/torikai007/war/1943/holocaust.html(2016年1月18日取得) フォートラベル(2007.6.3)「アウシュビッツ強制収容所は死を量産する工場だった」http://4travel.jp/travelogue/10152639(2016年1月26日取得) 明治学院大学(2003)「2003年『アンネのバラとホロコースト記念館を訪ねる旅』報告」http://www.meijigakuin.ac.jp/office/creed/activities/anne/03houkoku.html(2016年1月19日取得) 明治学院大学(2014.5.10)「記念館前のアンネの薔薇が咲きはじめました」https://www.meijigakuin.ac.jp/econ/business/blog/?p=225#more-225(2016年1月19日取得) UNITED STATES HOLOCAUST MEMORIAL MUSEUM「ホロコースト百科事典」http://www.ushmm.org/(2016年1月18日取得)