ボランティアファンド学生チャレンジ賞2013 受賞企画決定!

今年第7回目を迎えたボランティアファンド学生チャレンジ賞2013(通称「ボラチャレ」)受賞企画が決定しました。
11月22日(金)に奨励金授与式が行われ、鵜殿学長より6つの受賞団体に奨励金が授与されました。

*ボランティアファンドに関しては、以下のリンクをご参照ください。
ボランティアファンドに関して

*ボランティアファンド学生チャレンジ賞の詳細は、以下のリンクをご確認ください。
ボランティアファンド学生チャレンジ賞

明治学院大学ボランティアセンター ボランティアファンド学生チャレンジ賞 公開審査会講評

全体講評

ボランティアファンド学生チャレンジ賞2013の公開審査会が無事行われました。今年度は「社会課題にチャレンジ!」をテーマに募集しました。ボランティアという概念から枠が広がり、6団体の多様な企画内容の応募があり、審査委員5名による審査が行われました。

今年度はテーマのバリエーションが豊富で、ボランティアセンター主催の「1Day for Others」「国際機関実務体験プログラム」や授業の「インターンシップ」の学びを通しての発展型が目立ち、企画本来の姿に近づいてうれしく思っています。昨年に比較してプレゼンテーション能力も向上し楽しめた企画が多かったのですが、「共感」を得る工夫が不足していました。社会とのつながりをもっと意識して、その先に何があるのか、そして、どのように影響をするのかを考えることが肝要だと思います。全体的に企画内容はよく、ほとんどの企画が総合得点において高い評価を得ていたので、全てを助成の対象とすることにいたしました。

(1) Limelight

団体名:みなとメディアミュージアム(MMM)実行委員会(広報課)

(講評)  この企画が本学の非常勤講師田島悠史先生と本学学生との出会いがきっかけで始まったこと、他大学や社会人の方との共同のプロジェクトであることを公開審査会時の発表で理解しました。インターカレッジの活動にとどまらず、若手アーティスト等さまざまな方との共同作業型の興味深い企画で、さまざまな人々との出会いや共同作業を通して成長されることを期待しています。
しかし、企画書および公開審査会プレゼンテーションでは、MMMの中のLimelight企画の位置づけ(企画主体と明学生チームとの関わりや、茨城と横浜の関係)や社会貢献における高齢者への働きかけの方法など不明瞭な部分がありました。ですから本学のボランティアチャレンジ基金の目的を理解し、この基金による助成企画のトークセッションによってどのような成果をあげようとしているのか、明学生としての関わり、明学生が果たす役割などを明確にしながら企画を進めてください。

(2) KITOを知る!見る!感じる!プロジェクト

団体名:ZiVASAN プロジェクト

(講評) 徳島県木頭でのインターンシップに参加した3人によるインターンシップ実施後のさらなる発展と継続の意気が感じられる企画でした。今回申請された学内で実施予定の企画意図はよいのですが、公開審査会のプレゼンテーションでは、「KITOを知る!見る!感じる!プロジェクト」に参加を促すような、わくわくする、おいしい、暖かいなどのポジティブな表現があまり聞かれなかったのが残念でした。まず企画する側がインターンシップ経験を通して得たポジティブな感覚、で人に伝えたい!と思う経験を基点に企画を展開していただくことを期待しています。

(3) 「変化」を生み出す~人と人がつながりながら“よりよい社会”を目指す船~

団体名:Change Ship

(講評) Change Shipは船出したたばかり(立ち上げて間もない)の団体でしたが、「貧困問題」や「社会参加」などの、大きくて、抽象的になりがちな言葉を咀嚼して、問題意識を明確に発表者が自分の言葉として公開審査会でプレゼンテーションされたことが大変印象的でした。せっかく学生として自分たちの身の回りからできることを考えるという学生目線での活動を計画されているのですから、企画内容も外部講師による学生を聴衆とした講演する講演会という従来の形式にこだわらず、学生たちとのパネルディスカッションや討論会など積極的に学生の参加や「貧困問題」への意識化を促進するような動的な内容になるよう工夫していただくといいのではないか、と審査員会で議論があったことを伝えます。

(4) 職欲の未来~ジョブヨクの未来~

団体名:Link up

(講評) 昨年に引き続き2年目の企画でしたが、昨年の企画との違いや、企画の背景や問題意識や根拠となる情報や資料なども提示されており、大変質の高いプレゼンテーションでした。一方で、昨年の企画も大変魅力的でしたが、最終報告会では学生の集客の困難さが報告されていましたが、今年度の企画では、学生集客戦略の改善が不足しているように見受けられました。学生目線を大切にし、今一度本学のボランティアチャレンジ基金の目的を確認しながら、またLink upメンバー自身の就職活動や大学での学びも大事にしながら企画を進めてください。

(5) 使用済み天ぷら油のリサイクル

団体名:Life-U

(講評) 本学ボランティアセンターの1Day for Othersプログラムに参加した学生たちが集まって自分たちにできることを考えたという1Day for Othersプログラムが発展したプロジェクトの設立経緯が大変印象的でした。
活動内容としては、使用済み天ぷら油をどのように回収するか、天ぷらを調理したり、油の処分をする人々(巻き込む人々)にどのようにアクセスするのか、もうすこし丁寧な検討が必要だと思います。学生目線で学生に呼びかけ、学生の自宅等の天ぷら油を大学や地域ステーションで回収するなど、「主婦=調理をする人」という固定的な男女役割意識にとらわれず柔軟な発想で企画を進めてください。

(6) スタディツアー~バングラデシュの今を知る

団体名:海外プログラム事業部

(講評) 公開審査会のプレゼンテーションでは、カンボジアのスタディツアー参加者による発表で、現地を訪れることによって現地や発展途上国に関心を持つ、というスタディツアーの効果や意義について言及されていました。しかし目的が学生のボランティア活動促進にとどまらず、ボランティア活動の目的や対象となる人々や地域や社会について理解を深める活動や行為も大事ですので留意してください。
今後のバングラデシュスタディツアーの企画内容は、大学内の資源(健康支援センター、図書館、各学部の教員)なども活用し、危機管理に関しては大学とよく相談した上で、大学外部関係者らと連絡調整しながら、内容を詰めていってほしいと思います。