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教員紹介

プロフィール、授業のこと、最近の著作、研究室だより。

ローランド・ドメーニグ

プロフィール

 私は1966年ウィーンで生まれました。近所に古い映画館がありましたので、幼い頃から映画は身近なものでした。大学では日本学と社会学を専攻しました。日本に特に関心があったわけでもないし、日本について知識もあまりなかったのに、なぜ日本学を選んだかは自分でも不思議です。偶然の出会いから始まった日本との関わりは、思い入れが次第に強くなり、やがて深い情けが生まれました。

 ウィーン大学の日本研究所はドイツ語圏のみならず世に知られた研究所で、ヨーロッパやアメリカ、そして日本の研究者も歓迎されており、刺激が多くとてもいい勉強ができる場所でした。他の日本研究所と違ってウィーンのそれは文学や言語学が中心ではなく、専攻は社会人類学と社会学でした。在学中の80年代後半、バブルの最盛期に、新しい研究領域として「レジャー」と「遊び」に焦点が絞られました。現在は海外の日本研究の主流にはなっていますが、当時は日本の娯楽研究や大衆文化論がまだ始まったばかりで、ウィーンの日本研究所がパイオニア的な役割を果たしました。そのような中で私は映画に集中し、日本映画の研究をはじめました。メインストリームの映画より自主映画、実験映画、ピンク映画、教育映画、PR映画など、映画研究者があまり目を向かない分野に興味があります。映画のテキストだけではなく、制作・配給・興行の映画産業、そして批評・観客反応など映画の受容を中心に研究が進めてきました。最近は映画館という独特の空間に特に興味があります。

 学問的研究以外、映画祭のプログラマー、日本映画特集のキュレーター、ラジオ・テレビ番組の企画者、映画字幕の翻訳者など、ヨーロッパをはじめアメリカとアジアでも幅広く活躍しています。プログラマーとしては最近ニューヨーク近代美術館(MoMA)の「日本アートシアターギルドと日本アンダーグラウンド・フィルム」大特集、ウィーンとザグレブの「鈴木清順回顧展」、ウディネ東アジア映画祭の「朝倉大介特集」を企画しました。翻訳者として宮崎駿の『もののけ姫』や北野武の『座頭市』をはじめに数多くの日本映画のドイツ語字幕を訳しました。

 1999年から墺日学術交流会の会長としても努めております。

ローランド・ドメーニグ

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