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教員紹介

プロフィール、授業のこと、最近の著作、研究室だより。

西堂 行人 にしどう こうじん

プロフィール

  芸術学科に2017年度から新設された「演劇身体表現コース」の教員に加えていただくことになりました、西堂行人と申します。よろしくお願いいたします。

 わたしは1979年から劇評家として活動を開始し、30数年、この仕事に邁進してきました。舞台について劇評を書くことがメインですが、それだけでなく、演劇雑誌を編集・発行したり、演劇講座を開催して講師を務めたりもしています。演劇祭や劇場の文芸部的な活動にも関わったこともありますし、近年は演劇賞や助成金の審査にも携わっています。多様な領域にまたがる活動は、劇評家というよりアクティヴィスト(活動家)と呼ぶ方がふさわしいかもしれません。

 大学で教えるようになったのは30代後半でした。専任の教員として本格的に教育に関わり始めたのは1998年で、以来活動の重心もだいぶ変わってきました。それがわたしの大学人/演劇評論家としてのポジションです。

 わたしは大学3年生の時に本格的に演劇に出会いました。大学に入って、演劇志望の友人が数多く傍にいたこともあって、演劇は身近になりました。そんな折に定員100人足らずの小劇場で観たつかこうへいの舞台や、唐十郎の紅テント、佐藤信の黒テントといった祝祭空間での観劇体験、寺山修司の実験的なスペクタクルなど、20歳前後で体感したことは、自分の身体に熱いエネルギーとして今なお燻り続けています。こうした体験を言葉にしたいという思いが、演劇を仕事として選ぶ動機になりました。70年代はちょうどアングラ演劇を牽引した世代が絶頂期にあり、批評を書きたいと考えたわたしには、良い時代に巡り会えたと今でも思っています。

 その後、ヨーロッパの前衛的な舞台との出会いが次の展開につながりました。わたしは海外の演劇祭に頻繁に出掛けるようになり、世界の最前線で活躍している演劇を知るとともに、ドイツの劇作家ハイナー・ミュラーとも出会いました。90年代には韓国演劇に触れて、以来ずっと韓国演劇人との交流が続いています。

 これまで演劇を通していろいろな出会いがあり、多くの衝撃的な舞台に接してきました。大学で教鞭をとるようになって、今度はわたしの経験を若い学生たちに伝えたい、日本や世界の演劇史を共有し、語り継いでいってほしいと願うようになりました。

 演劇は、ギリシアの古代から、2500年の長い歴史をもった芸術ジャンルです。これまで多くの者たちによって継承・展開されてきた精神のリレーを、今後は若い学生たちに託し、発展させていってほしいと願っています。

西堂 行人

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