この宿題は,2つの課題から構成されています.必ず,両方に答えてください.また,この宿題の提出は,履修のための前提条件の一つです.必ず,初回授業時に提出してください.(英語のテキストで読んでいただいても,もちろんかまいません.)
ゴッフマンの『集まりの構造』(誠信書房)を読んでください.とくに,15頁から118頁までを丁寧に読んでください.
ゴッフマンの『集まりの構造』に出てくる次の諸概念の解説を試みてください.そのさい,次の点に留意すること.
ゴッフマンの『集まりの構造』のなかに「焦点の定まらない相互行為」という概念が出てきます.非常に重要な概念です.自分の身近にあった実際の「焦点の定まらない相互行為」(自分が当事者であってもなくてもよい)を観察し,そこで起きていることを,次の3つの点について記述してください.事例観察の日付を必ず付すようにしてください.(「焦点の定まらない相互行為」を,「焦点の定まった相互行為」との違いでどのように理解したかを,最初に例を挙げて必ず述べてください.)
できるかぎり,2000字は必ず超えるようにしてください.ただし,無駄なことは書かないこと.枚数稼ぎの,長い引用,長い独白などは禁物です.
提出に際しては,必ず,提出用のコピーのほか,自分用のコピーを持参してください.また,自分用コピーは,後日,万一,提出用コピーにトラブルが生じたときのための,提出の証拠として保管するようにしてください.
初回授業は,このレポートを使って進めていきます.
E. ゴッフマン(丸木恵祐・本名信行訳)『集まりの構造−新しい日常行動論を求めて』誠信書房, 1980年 (英語版 E. Goffman, Behavior in public places, Free Press ) (アマゾンのページはこちらです.ご参考まで.いずれにしましても,早めに入手してください.)