No.9 レポート提出によせて
斎藤規夫 記この二年間、消費情報環境法学科の授業を担当して、いろいろ新しい経験をしました。 私の担当した科目は環境科学ですが、大変よく努力する学生さんもいれば、また手抜きの学生さんも見うけられます。しかし、特に気になつた点は、提出してくれるレポートの書き方の多様さです。特別に書き方を規定しているわけではないのですが、中にはこれがレポートかと疑いたくなるレポートも提出されます。出来れば、もう少し自分の言わんとすることを簡潔にまとめ、旨く相手の人に理解して貰えるように書いたら、好いのにと思うことに幾たびも遭遇しました。 それでは、レポートはどんなふうに書けば好いのかと考えたのですが、これまたなかなか難しく、簡単に書くわけにいきません。例えば、自分の科学の論文を書く場合では、出来るだけ沢山の優れた論文を読んでそのような優れた論文に近づけるように書く努力をしています。これでは、多分、日ごろ論文やレポートにあまり接することの無い人には答えにならないと思います。そこで、さしあたり、直ぐにも役に立ちそうなことはないかと考えてみると、ごく月並みですが、[論文、レポートの書き方]と題目を掲げた入門書になるものを読まれることをおすすめします。思い付くままに、下記のTに適当と思われる本を推薦してみました。どれか一冊でも読まれ、自分なりに工夫されると、ずつと好いものが書けてくるのではないかと思います。是非とも一読をおすすめします。また、大学で能率よく、学習を進めたいと思つている人には、TTによく知られている本を取り上げてみました。時間を見つけお読みになられることをおすすめします。少しでも皆さんの参考になれば幸いです。なお、これらの本の幾つかの選択推薦には、執行先生の相談をいただきました。お礼申し上げます。
『改訂版レポート、論文の書き方入門』 河野哲也 慶應義塾大学出版会 『アメリカ式論文の書き方』 ロン、フライ著、酒井一夫訳 東京図書
U勉強の方法や資料の整理の仕方 『知的複眼思考法』 刈谷剛彦 講談社 『知的生産の技術』 梅棹忠夫 岩波新書 |