卒業生からのメッセージ
キーワードと好奇心に導かれた4年間
「消費」「情報」「環境」という極めて現代的なキーワードと「新設学科」という新鮮な響きに導かれ、2000年の春、明学の門をくぐった。入学してあらためて明学がミッションスクールであることや新設学科が法学部であることも認識した。好奇心に駆られてとはいえ、随分間の抜けた話ではある。
そして、昼夜開講制で柔軟に講義の時間を選ぶことができ、いわゆる学際的な学科ということであったが、常勤の仕事と学業との両立は思った以上に困難で、通学可能な6、7時限は必修科目の消化に費やされることとなった。こうして、早とちりと甘い見通しから、老眼鏡を頼りに六法全書と聖書に追われる日々が始まったのである。
ところが考えていた以上によく勉強する学生が多く、夜間でも学校が活気に満ちていることに感心した。大学がレジャーランドと揶揄された時期もあるが、甘い考えでは学校も学生も生き残れない厳しい時代である。とくに社会学部には資格取得を目指す目的意識の高い社会人学生がたくさんいて、その旺盛な知識欲と学園祭も乗っ取りかねないパワーには圧倒され、大いに刺激を受けた。
来春、本学科の初めての卒業生が誕生することになる。第1期生の我々は設立の趣旨に応えることはできたのだろうか。この学科の学生は社会の要請に応えることはできるのだろうか。今後もぜひ、追跡を続けてほしいものである。
※03年度白金法学会会報の原稿の為、一部内容が03年度時点でのものになっています。
- 白金法学会最優秀論文賞を受賞した鷺仁子さんの卒業論文の要約が白金法学会のHPで紹介されています。
大学時代の経験が無ければ、今の自分は無い
「大学時代の経験が無ければ、今の自分は無い」。
そう断言出来る程、僕にとって大学で学んだ事は非常に大きかったです。
僕の代は消費情報環境法学科としては一期生にあたり、何もかもが新しい試みとなる訳でしたので、教師・生徒共に手探りで物事を進める状態でした。
しかし、それこそが重要だったのではないかと思うのです。現代社会は、様々なモノが新しく生まれ便利になっていく一方で過去には例を見ない対処しずらい問題が数多く起こっています。
今の時代に大切なのは、状況の変化を拒むのではなくいかに状況の変化に対応して新しい問題に取り組んでいくかだと思うのです。
消費情報環境法学科は、そのマインドを教えてくれたような気がしています。
僕は今、ここ数年で飛躍的に進化しているIT業界で働いています。最近では特許申請、知的財算戦略など特許に関する情報を提供するWEBサイトの構築のお手伝いをさせて頂きました。
その仕事では大学で学んだ法律の知識、またインターネットにおける情報の重要性、PCの基本操作と基本概念。まさに仕事に直結する形で授業での勉強が役に立っています。
また僕は通常、新卒では就けない職種に就けたのは、学科の研究室の方々が自主勉強をサポートして下さったおかげに他なりません。
大学での過ごし方は人それぞれだと思いますが、自分から何かを学ぼうという姿勢があれば大学ほど利用出来る場所はないと思います。また消費情報環境法学科ほどおもしろくてためになる学科もないと思います。
どうか皆さん「大学」という文字通り大きく学んで下さい。
そして、新しい時代を担って行って下さい。
- 穂刈謙亮さんの個人サイトはこちら。
明治学院大学における三つの魅力
消費情報環境法学科とは、日本に唯一存在する学科です。名称も少し長めで、「何を勉強するの?」と尋ねられることも多いですが、とても魅惑的であり魅力的な学科なのです。
- 1. 消費情報環境法学科の魅力
消費情報環境法学科のカリキュラムや勉強する内容の詳細は、ホームページや大学案内に譲りたいと思いますが、簡単に言ってしまえば「社会生活をする上で直接的に関わってくる法律問題などについて勉強する学科=触れることが多い実践的な法律(生きた法律)や法律的な考え方を習得することが出来る」という点がこの学科の魅力なのです。
「消費」の部分では「オレオレ詐欺」や「欠陥商品」など、消費生活に関わる法律や法律的な対処方法について学ぶことが出来ます。消費者行政に関わっている方から消費者問題の実態を学ぶことが出来る点は、一人生活を始めた学生やこれから社会に出て行く学生にとって、大いに役立つものです。
「情報」の部分では「インターネットと法律の関係」や「実践的なコンピュータスキル」など、パソコンを用いての法律処理などの向上を図ります。法学部生でありながら、パソコンと向き合う機会がとても多いのも魅力の一つです。
「環境」の部分では「消費生活における環境」や「環境行政」など、消費者を取り巻く消費生活の環境を学ぶ一方で、地球環境問題の実態や環境問題への法律・行政の取り組みを学ぶことが出来ます。
消費情報環境法学科では演習(ゼミ)的な授業が多く人数も少ないため、学科内における学生間・学生と教員の距離は比較的近いと感じています。また、配置されている科目には「法学部の科目?」と感じる特殊なものがいくつかあり、学べる幅が広くまた、視野を広く持つことが出来ると思います。そして、知識だけとならず実生活で役立つ内容を学ぶということも、魅力的に思っています。 - 2. 法学部の魅力
法学部には、「法律学科」「消費情報環境法学科」「政治学科」の三学科が所属しています。法律学科と消費情報環境法学科は主に法律に関わることを学び、政治学科では主に政治に関わることを学びます。その関係で、法律学科と消費情報環境法学科はカリキュラム上相互に関連しあっており、お互いの科目を比較的自由に行き来できるのです。そのため、お互いが履修できる法律に関わる科目がとても多くなっているのです。
さらに、法学部の魅力としてゼミが挙げられます。法学部生は所属学科に限らず、三学科のいずれのゼミにも所属することが出来るのです。消費情報環境法学科の学生が法律学科のゼミを履修することも可能ですし、政治学科のゼミを履修することも可能なのです。ちなみに僕は、政治学科の国際政治に関するゼミに所属しています。消費情報環境法学科の科目では実践的な法律などを学ぶことが出来ましたが、国際政治に関するゼミでは「国際政治における寛容と不寛容」というテーマの下、国際社会で起きている紛争や政治的な問題を学ぶことが出来、学生生活を通して自分の視野や考え方を幅広く持つことが出来るようになりました。ゼミに関するこのような自由な制度も、学生の視野や方向性を広くしてくれており、良い魅力であると思っています。 - 3. 明治学院大学の魅力
消費情報環境法学科そして法学部が所属する明治学院大学とはどのような大学かというと、自由で寛容な大学であると思います。法学部の魅力のところでも書きましたが、学生の主体性や意思を尊重してくれます。学生の意見や希望に耳を傾けてくれ、やさしく学生をサポートしケアしてくれる大学です。感じ方は人さまざまでしょうが、僕にとってはとても居心地が良く、そして意見や希望を聞いてくれた大学でした。今の自分の考え方や価値観は、明治学院大学での四年間がとても大きく影響していると思っています。
まさに、「他者への貢献(Do for Others.)」が実践できる大学、それが明治学院大学なのだと思います。
“道を開いて140年、真理と自由は永遠に”

