申 美穂 専任講師

申 美穂先生

専門分野とその概要

国際的な要素を含む私人間の法律問題について適用されるべき法律、すなわち準拠法を定めるルールである国際私法の研究が専門です。このほかに、国際的な私人間の紛争解決の手続的側面(国際民事手続法)や、各種の国際取引の法的規律のあり方など(国際取引法)も研究対象としています。

担当授業とその概要

  • 国際私法:国際結婚や国際取引など、国際的な要素を含んでいる私人の法律関係(渉外的私法関係)について、適用されるべき法律(準拠法)を内外の法律の中から選択するための法律である国際私法について、その考え方と、基本的な方法論について学習します。
  • グローバル企業法:企業が外国に進出し、国際的な経済活動を行うにあたって、どのようにすれば進出先の国で「会社」として活動することを認められるか、どのような内外法上の規制に配慮する必要があるか、国際的な企業間紛争はどのように解決するかなど、グローバルな企業活動を取り巻く法現象全般について学習します。
  • 国際取引法:国際的な売買契約や国際的な代金決済、国際貨物運送といった、国際的な商取引の仕組みについて学習するとともに、それらに対する各種の法的な規制のあり方など、国際取引にまつわる法律上の及び実務上の課題全般について学習します。

最近の業績

(2005年以降に発表した主な論文等)

(書籍・論文等)

  • (共著)河野俊行編『知的財産権と渉外民事訴訟』(弘文堂、2010)
  • (共著)Edited by Axel Metzger, Jürgen Basedow and Toshiyuki Kono, Intellectual Property in the Global Arena: Jurisdiction, Applicable Law, and the Recognition of Judgment in Europe, Japan and the US, Mohr, 2010.
  • 「いわゆる『知的財産法における属地主義』の多義性とその妥当性」国際私法年報9号(2008)
  • 「国際私法における特許を受ける権利の承継―いわゆる日立製作所事件最高裁判決を契機として―」財団法人知的財産研究所(特許庁委託平成19年度産業財産権研究推進事業報告書、2008)
  • 「裁判例にみる知的財産権紛争の国際裁判管轄と準拠法」知財研フォーラム76号(2009)

(判例評釈等)

  • 東京地判平成16年2月24日(ジュリスト1298号)
  • 東京高判平成16年1月29日(LEXIS判例速報8号)
  • 東京地判平成19年11月28日(ジュリスト1386号)