戸塚にて映画会開催!
来る7月7日の5〜6限(16:45〜20:00頃)に、第一回映画会を開催します。今回はジャン・ルノワール監督特集。上映作品は次の2本です。
16:45頃より 『ピクニック』Une partie de campagne (1946年、本編40分+撮影風景)
「戸外の草原で食事ができるときいただけで子供のようにはしゃぎだす商人の一人娘は、料理が運ばれるのを待ちながら、樹蔭に据えられたブランコに乗る。いっぽうたまたまいあわせた青年二人は、雨戸も開けられてはいない暗い食堂のテーブルに向かいあって昼食をとっている。そこには戸外と室内との明らかな対立があるが、いっぽうは女にかけては経験豊かな享楽派の伊達男で、いまいっぽうは朴訥な理想派のロマンチストである二人が食卓の女性談義にもあきてふと両開きの雨戸を手で押した瞬間、商人の娘を乗せて宙を揺れるブランコの往復運動が視界にとびこんでくる。この一瞬の美しさは、ほとんど不意撃ちに近い戸外と室内との通定性と深くかかわっている・・・」(蓮実重彦『映像の詩学』より)
18:25頃より 『黄金の馬車』Le carrosse d'or (1953年、103分)
「ルノワールによれば、劇場は、登場人物にとっても役者にとっても、諸々の役割を実験し選別しようという企図と分かち難い。それは、劇場からはみ出して生のなかへと入ってゆく人物が見いだされるほどの分かち難さである。(・・・)『黄金の馬車』の終幕で、三人の登場人物が自分たちの生ある役割を見いだすのに対し、カミーラの方は結晶のなかにとどまることになるだろう。ただしそれは、彼女がなおいくつかの役割を試みるためであり、そのうちの一つによって、おそらくは、真のカミーラが発見されることにもなるのだ。」(Gilles Deleuze, L'image-temps より)
なおこの映画会は、便宜上、「特殊研究」の一環というかたちにしてあります。しかしもちろん、授業をとっているかどうかにかかわらずどなたでも参加可能です。1年生の方、他学科の方も、お誘いあわせの上ぜひ!
(2006.7.1掲載)