15.架空の国

「天空の城ラピュタ」がはじめてみた架空の国である。他には海に沈んだ帝国、アトランティスにも興味がある。まず、存在するのか、もしくはしたのかが気になる。アトランティスは海に沈んでいるということで少し現実味があるが、ラピュタは雲の上の王国である。しかも、ラピュタはかなり前の物語「ガリヴァー旅行記」に出てきている。日本だと竜宮城であろうか。あれはアトランティスと似ている。海の中の都である。なぜこのような考えが出てくるのであろうか。人の想像だと言われてしまったらそれまでだが、本当に高度な文明が昔にはあって、本当に実在したのではないか、と考えるほうが私は好きである。架空の国といえばイバラードもその一つである。あれは絵の中の世界のため、実在はしない。しかし少しづつ日常生活にある路地なども描かれているため、見方を変えれば本当にあるように思えてくるところが私は好きだ。

遺跡とも少し似ているかもしれない。遺跡は確かに実在したことの証拠であるが、ほとんど謎に包まれた遺跡もなかにはある。そういう話を聞くとわくわくしてくる。

知りたいけど知りたくない。意外と知ってしまうと拍子抜けしてしまうことがよくあるからである。旅行の計画を立てているときが一番楽しいのと同じである。私は何かが起こる予感やまだ知らないことにわくわくすることが好きなのかもしれない。架空の国であればずっと謎のまま。ない、とも言い切れないしあるとも言えない。何かが起こる予感を期待しているときが一番楽しい。待っているときが一番わくわくする。スペインにあるサグラダファミリアは完成しないからロマンがあるのだ。

架空の国を関心に上げたが、私はラピュタとアトランティスくらいしか知らない。もっと世界各地に架空の国はあるはずである。国ごとに架空の国にも特徴があるのか、架空の国に共通点はあるのか、どんな時代に多く架空の国は生み出されたのかなどをこれからは調べてみたい。