出張報告

森本 泉

 

▼出張期間

2004年 3月3日 より 2004年3月16日まで

▼出張先
ネパール:カトマンドゥ
▼研究テーマ
ネパールにおけるトゥーリズムの展開
▼調査の内容

1995年以来調査を行ってきた報告者のフィールド、カトマンドゥのトゥーリストエリア、タメルにおいて、上記テーマについて継続調査を行った。

具体的には、ホテル業やレストラン業、土産物業関係者に対してインフォーマルな聞き取り調査を行い、主に1999年(ネパールを訪れるトゥーリスト数が最多を記録した年)以降の状況、とりわけ近年マオイストをはじめとした政情不安によるトゥーリズムの影響について情報を収集した。

当該フィールドにおいてトゥーリズムに関する統括的な組織Thamel Tourism Development Committee の前会長及び現会長と面談し、現在タメルにおけるコミッティの活動状況、近年のタメルにおけるトゥーリズムに関連する企業家たちの動向について聞き取り調査を行う。

ネパール王国立トリブヴァン大学地理学部でマイグレーションをテーマに調査を行っているPrem Sagar Chapagain氏と面談し、カトマンドゥに集中する企業家について意見交換を行う。

Nepal Tourism Boardの調査員と面談し、ネパール全般のトゥーリズムについて最新情報・資料を提供してもらう。

上記テーマに関連した新刊統計書類・文献・雑誌の収集を行う。

 

▼発表予定の論文・著書等

「国立トリブヴァン大学地理学部が発行する学術雑誌The Himalayan Reviewに投稿することを考えている。