● シラバス ●
民法総則(基礎Aコース)
高山 奈美枝
(1)授業概要
民法総則における法制度の仕組みや基本的内容を全10回に分けて、講義形式で分かりやすくかつ正確に伝える。講義の初回から3回までは、民法初学者のために、難しい論点や高度な内容は可能な限りそぎ落とし、それを理解するための手がかりとなる考え方や背景となる法状況を概説し、中盤から後半にかけては、法科大学院受験・各種資格試験・公務員試験に最低限度不可欠な知識・論点を中心に解説講義を行う。また、適宜、実際の試験問題例を提示して、どの程度の知識が必要かも実体験してもらうことを企図している。
(2)学習目標
法科大学院・各種資格試験・公務員試験などの受験を目指す学生に、各種試験に対する心構え・勉強の仕方から実際の試験に対応する基礎力を養成することを目的とする。
(3)授業計画
第1回 各種試験に対する心構えと勉強の仕方・民法の意義・法源・適用範囲
第2回 民法の基本原理・解釈、権利の主体―人
第3回 制限行為能力者・失踪宣告
第4回 法人・権利の客体、知識確認(問題演習)
第5回 意思表示@(強行法規・公序良俗・意思の欠缺)
第6回 意思表示A(瑕疵ある意思表示・意思表示の到達)
第7回 代理@(代理の仕組み・表見代理)
第8回 代理A(無権代理)、知識確認(問題演習)
第9回 無効・取消し、時効@(時効制度の仕組み)
第10回 時効A(取得時効・消滅時効)、知識確認(問題演習)
(4)教科書・参考書
教科書:『新スーパー過去問ゼミ3 民法T【総則 物権 担保物権】』実務教育出版(2011年)
参考書:野村豊弘『民法I序論・民法総則〔第2版補訂〕』有斐閣(2008年)
参考書:民法判例百選I〔第6版〕
(5)授業に向けての準備・アドバイス
短期間で民法総則の全体構造を理解する講座なので、予習と復習を必ず行って授業に臨むこと。特に、教科書の各章冒頭にある“ねらい”に基づき事前準備を行い、講義後、章末の“要約”を熟読して何を学んだかを確認するとともに、“演習”を行って知識の定着を図るように努めるべき。また、分からない点や各種試験の概要等不明な点については、担当教員および国対室教学補佐に遠慮なく質問や問い合わせをするように心がける。