2008年度法科大学院秋季入試の最終結果について

明治学院大学法科大学院教授会では、秋季入試の第二次選考(最終選考)を以下のように実施いたしました。

(1)一般

 第一次選考(書類選考)を通過した321名のうち、第二次出願を行い、第二次選考1日目に出席した受験生265名全員に小論文試験および面接試験(グループディスカッション形式を採用)を、そのうち2年制コース(既修者)希望の受験生53名には、これに加えて第二次選考2日目に憲法、民法、刑法の筆記試験を実施しました。その結果に基づき、次のように第二次選考(最終選考)を行いました。

① まず、受験生が出願に使用した(統一)適性試験の相対順位(各適性試験の受験者全体における、本学法科大学院受験者の相対順位)を算出し、適性試験ごとに相対順位の分布状況を見てそれぞれ5段階に分割した上で、段階ごとに小論文試験の得点基準を設定しました。この基準を満たし、かつ面接試験の結果が良好だった者は合格とし、さらに、上述した小論文試験の得点基準にやや届かなかった者について、面接試験の結果、第一次選考(書類選考)の結果、学部での成績を考慮の上、合否判定を行いました。

(なお、同様の方法により、小論文試験の結果が合格者に準じる者について、面接試験の結果、第一次選考(書類選考)の結果、学部での成績を考慮の上、順次、補欠としました)

② 上記合格者のうち、法律科目試験(憲法、民法、刑法の3科目)の結果が、それぞれ一定の基準を満たしている者について、2008年3月15日(土)に実施する既修者判定最終試験(受験科目は、商法(会社法)、民事訴訟法、刑事訴訟法の計3科目)の受験資格有りと判断しました。

(この既修者判定最終試験に通れば、2年制コース(既修者)への進学が認められます)

 結果として、本試験における合格者は80名となりました。このうちの3名については、既修者判定判定最終試験の受験資格を与えました(既修者判定最終試験の結果に関わらず、現時点で3年制コース(未修者)への入学資格はあります)。

 各適性試験の相対順位に即して、おおよその割合を示しますと、上位20%以内の者については約7割強が、21~50%の者については約4割が合格しました。また、50%以下の者については約1割が合格しました(上記の割合は、第二次出願を行った者の数を基準としています。たとえば、ある適性試験において相対順位に基づいて分割した5段階のうちのある層の中に本学法科大学院へ50名が出願し、そのうち5名が合格した場合、これを1割と表記しています。そのため、母数には第二次選考1日目の面接試験を欠席したことで審査対象から除かれた者の数は含まれていません)。

 なお、合格者のうち、在学生は約36%、就業経験のあることが確認できる社会人は約22%、法学部以外の出身者は約26%でした。

 また、明治学院大学出身者の合格は8名でした。

 補欠については51名が対象となり、審査結果が上位の者からA、B、C、Dの順に、4段階のランクに分けています(この中に、今後繰上げ合格となった場合、既修者判定最終試験の受験資格が認められる者はいませんでした)。また、各ランクの人数は9~15名です。

(2)AO

 第一次選考(書類選考)を通過した17名のうち、第二次出願を行い、第二次選考1日目に出席した受験生14名全員に小論文試験および面接試験(個別面接を採用)を実施しました(2年制コース(既修者)希望の受験生で、第二次選考2日目の憲法、民法、刑法の筆記試験を受験した者はいませんでした)。その結果に基づき、次のように第二次選考(最終選考)を行いました。

 面接試験の結果、および小論文試験の結果が一定の基準を満たしている5名を合格としました。

 また、この中に明治学院大学出身者はいませんでした。

 なお、補欠については対象者がいませんでした。

 

2007年10月5日
明治学院大学法科大学院教授会