2009年度法科大学院春季入試の最終結果について

(1)一般・飛び入学

 志願者46名のうち、試験1日目出席した40名全員に小論文試験および面接試験 (面接テーマに基くグループディスカッション形式を採用)を、そのうち2年制コース(既修者)希望の受験生11名には、これに加えて2日目に憲法、民法、刑法の筆記試験を実施しました。その結果に基づき、次のように最終選考を行いました。(なお、今年度は飛び入学試験への志願者はおりませんでした)

① まず、受験生が出願に使用した(統一)適性試験の相対順位(各適性試験の受験者全体における、本学法科大学院受験者の相対順位)を算出し、適性試験ごとに相対順位の分布状況を見てそれぞれ5段階に分割した上で、段階ごとに小論文試験の得点基準を設定しました。この基準を満たし、かつ面接試験の結果が良好だった者は合格とし、さらに、上述した小論文試験の得点基準に満たなかった者について、面接試験の結果、出願書類の内容、学部での成績を考慮の上、合否判定を行いました。

(なお、同様の方法により、小論文試験および面接試験の結果が合格者に準じる者について、出願書類の内容や学部での成績を考慮に入れた上で総合判定を行い、順次、補欠としました)

② 今回は、上記合格者のうち、法律科目試験(憲法、民法、刑法の3科目)の結果が、それぞれ一定の基準を満たしている者について、2009年3月14日(土)に実施する既修者判定最終試験(受験科目は、商法(会社法)、民事訴訟法、刑事訴訟法の計3科目)の受験資格有りと判定された者はおりませんでした。

 結果として、本試験における合格者は19名となりました。

 各適性試験の相対順位に即して、おおよその割合を示しますと、上位20%以内の者については約8割が、21~50%の者については約7割が合格しました。また、50%以下の者については約2.5割が合格しました(上記の割合は、受験者数を基準としています。たとえば、各適性試験において相対順位に基づいて分割した5段階のうちのある層の中で50名が受験し、そのうち5名が合格した場合、これを1割と表記しています。そのため、母数には試験1日目の面接試験を欠席したことで審査対象から除かれた者の数は含まれていません)。

 なお、合格者のうち、在学生は約40%、有職社会人は約20%、法学部以外の出身者は約30%でした。また、明治学院大学出身者の合格は1名でした。

 補欠については4名が対象となり、審査結果が上位の者からA、Bの順に、2段階のランクに分けています(この中に、今後繰上げ合格となった場合、既修者判定最終試験の受験資格が認められる者はいませんでした)。また、各ランクの人数は1~3名です。

 

2009年3月6日
明治学院大学法科大学院教授会