2011年度法科大学院春季入試の最終結果について

(1)一般・飛び入学

 志願者29名のうち、試験1日目出席した27名全員に小論文試験および面接試験(面接テーマに基づくグループディスカッション形式を採用)を、そのうち2年制コース(既修者)希望の受験生8名には、これに加えて2日目に憲法、民法、刑法の筆記試験を実施しました。その結果に基づき、次のように最終選考を行いました。

① まず、受験生が出願に使用した(統一)適性試験の相対順位(各適性試験の受験者全体における、本学法科大学院受験者の相対順位)を算出し、適性試験ごとに相対順位の分布状況を見てそれぞれ6段階に分割した上で、段階ごとに小論文試験の得点基準を設定しました。この基準を満たし、かつ面接試験の結果が良好だった者は合格とし、さらに、上述した小論文試験の得点基準に満たなかった者について、面接試験の結果、出願書類の内容、学部での成績を考慮の上、合否判定を行いました(一般入試、飛び入学入試のどちらについても、まったく同一の基準を用いて判定しています)。

② 今回は、上記合格者のうち、法律科目試験(憲法、民法、刑法の3科目)の結果が、それぞれ一定の基準を満たしている者について、2011年3月12日(土)に実施する既修者判定最終試験(受験科目は、商法(会社法)、民事訴訟法、刑事訴訟法の計3科目)の受験資格有りと判定された者は2 名でした。

 結果として、本試験における合格者は13名となりました。

 各適性試験の相対順位に即して、おおよその割合を示しますと、上位20%以内の者については全員が、50%を超える者については約8割が、それ以下の者については約2割が合格しました。(上記の割合は、受験者数を基準としています。たとえば、ある適性試験において相対順位に基づいて分割した6段階のうちのある層の中に本学法科大学院へ50名が受験し、そのうち5名が合格した場合、これを1割と表記しています)。

 なお、合格者のうち、在学生は約5割、就業経験のあることが確認できる社会人は約2.5割、法学部以外の出身者は約2.5割(法学部以外または社会人の割合は約4割)でした。
  また、明治学院大学出身者の合格は6名(うち4名は飛び入学試験合格者)でした。

 今回の春季入試においては、補欠は出しませんでした。
 なお、2012年度入試において、受験者数が競争倍率2倍を下回らなかった場合は、従来通り補欠を出す方針です。

2011年3月4日
明治学院大学法科大学院教授会