2012年度法科大学院春季入試の最終結果について

(1)一般・飛び入学

  志願者15名のうち、受験された12名全員に小論文試験・面接試験(グループディスカッション形式を採用)を、また、2年制コース(既修者)希望で2日目に出席した受験生2名には、加えて憲法、民法、刑法の筆記試験を実施しました。その結果に基づき、次のように選考を行いました。

① 統一適性試験のスコア(総合得点)の相対順位に応じて4段階に分割した上で、段階ごとに小論文試験の得点基準を設定しました。この基準を満たし、かつ面接試験の結果が良好だった者は合格としました。さらに、上述した小論文試験の得点基準に満たなかった者について、 面接試験の結果、出願書類の内容、学部での成績などを考慮の上、合否判定を行いました(一般入試、飛び入学試験のどちらについても、まったく同一の基準を用いて判定しています)。

② 上記合格者のうち、法律科目試験(憲法、民法、刑法の3科目)の結果が、各科目のすべてについて一定の基準を満たしている者につき、2012年3月10日(土)に実施する既修者判定最終試験(受験科目は、商法(会社法)、民事訴訟法、刑事訴訟法の計3科目)の受験資格有りと判断しました。

(この既修者判定最終試験に合格すれば、2年制コース(既修者)への進学が認められます)

 結果として、本試験における合格者は6名となりました。このうちの1名については、既修者判定最終試験の受験資格を与えました(既修者判定最終試験の結果に関わらず、現時点で3年制コース(未修者)への入学資格はあります)。

 統一適性試験の相対順位に即して、おおよその割合を示しますと、上位50%以内の者については全員が、50%を超える者については約3割が合格しました。

 人数が少ないので統計的な数値はあまり意味がありませんが、合格者のうち、在学生は約3割、就業経験のあることが確認できる社会人は約 2割、法学部以外の出身者は約2割でした。

 また、明治学院大学出身者の合格は2名(うち1名は飛び入学試験合格者)でした。

 今回の春季入試においては、補欠は出しませんでした。

2012年3月3日
明治学院大学法科大学院教授会