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JC学科10周年に寄せて

大木 満


 

 明治学院大学法学部の消費情報環境法学科に赴任したのは、2005年4月ですので、今年で6年目を迎えることとなります。消費情報環境法学科の歴史は、創立150周年を間もなく迎えようとする長い伝統をもつ明治学院大学の中ではまだまだ浅いものであり、他の学科と比較すると、ひょっとするとまだ産声をあげたばかり(?)なのかもしれませんが、節目の記念すべき10周年にわたし自身が立ち会うことができ、誠に光栄なことだと感じております。赴任の際には、非常に長い、ユニークな名前の学科で、多少の違和感もありましたが、今ではこの名称にも慣れ親しんでおります。
 ご存知のように、消費情報環境法学科は、コンピュータやネットを用いた「情報処理関連」のスキルを習得した上で、現代社会をひもとく3つのキーワードである「消費・環境・企業」に関連した、先端的で、より実践的な、法律をはじめとした科目群を体系的・系統的に学ぶことのできる学科として2000年に新設されました。学科での勉強の成果も相まって、学科の卒業生の進路は多方面・多岐に及び、これも当学科の良さが社会において評価されていることのあらわれと思っております。ところで、現在は過去を包摂すると同時に、未来をも照射するとしばしば言われています。この節目の時に、消費情報環境法学科の10年の歴史と現在について総括し、未来を展望することは大きな意義があることと思います。当学科に所属する教員として、「消費者や環境にやさしい社会」、「消費者や自然と企業の共生」といったことについて関心をもつ学生や貢献しようとする学生を一人でも多く輩出できればと思っております。

 消費情報環境法学科に、さらには当学科で学ぶ学生に益々の輝きのある未来が訪れることを祈念いたします。