サマータイム物語
98年11月1日,サマータイムが終わった。時計を1時間遅らせた。
時差ボケはどうなのだろうか。見た感じでは,ないようである。
サマータイムの交代前に,ハロウイーン・ブレイクや,
イースター・ブレイクなどがあり,
うまく時差ボケしないようになっている。
これがないと結構大変かも。
サマータームの経験のない日本人は,極度に緊張する。
私たちもそうだった。
一度経験してしまえば,日常化する。
1年に2回だけど・・・・。
働く時間が長くなるというのは,大きな勘違い。
だって,8時間労働と決まっているのだから,
8時から5時まで働いて(休憩1時間),
更に,働く人はいないだろう。
会社がそうさせる場合もあるかもしれないが,
そんなことをしていたら,
その会社から労働者はいなくなってしまうだろう。
(確かに,楽観論だが,今の若い人を見ていたら,
9時間も好き好んで働くことはないだろう。
20年前から比べても,余暇の取れない会社は,
それ以外のところで頑張らないと・・・。
例えば,報酬とか・・・・。)
時計を調整するのに経費がかかるようだけど,どのくらいかはわからない。
普通の時計であれば,ちょっとその日だけ早く着て調整すれば済むはず。
パソコンなどは,アメリカの西海岸でセットしておいたら,
サマータイムの前後で自動的に時刻が調整される。
便利である。私たちも,今回のサマータイムの変更はこれで知った。
サマータイムの前後で,驚くのは,日没時間が急に早くなったり,急に遅くなったりすること。
4月3日より前の1週間は,夕方6時くらいに,日没していたのに,
4日は,7時にならないと日が沈まない。
結構驚く。朝の変化はさほど感じない。
恐らく,日の出に合わせた時間なのかも。
11月1日より前の1週間も,夕方6時半くらいに,日没していたのに,
2日は,5時半くらいには日没してしまった。
4時から2時間半の授業に参加していたときは驚いた。
授業が終わって,外に出たら,もう真っ暗。
サマータイム,賛成か,反対か,と聞かれれば,賛成と言う。
夏に,活動を早くするのは良いことだと思う。
それから,日本とアメリカの生活時間について,話そう。
日本では,7時に起き,8時に家を出,
9時に会社に着き,5時か6時に仕事を終え,
7時くらいに帰宅するというのが一般的かな。
アメリカでは,どれもそれより1時間,早く物事が進む。
サマータイムといえども,日本人と比べると,更に1時間,早い。
なぜそうなるのか。
わかるまでに7ヶ月を要した。
先日,現地の高校に行く機会があった。
始業時間は7時半。
そう,日本よりも1時間早い。
アメリカに着て,8時過ぎに,家を出ても,
子どもの姿も,スクールバスの姿も見ることがなかった。
なぜなのかな。
ここには子どもがいないのかとさえ思った。
なんのことはない。起きるのが遅かったということ。 |