2014年6月14日(土)川村晃司氏、ジェイク・エーデルスタイン氏、金玄基氏を招いてシンポジウムを開催しました。

・集団的自衛権行使容認を巡る安倍政権について

ジェイク・エーデルスタインさん(米国)は、安倍政権は、憲法(9条)改正が国民の賛同を得難く難しいから憲法解釈を変えることで、集団的自衛権を行使できるようにしようとしている。国民の意思を無視してやりたい放題、と指摘。

金玄基さん(韓国)は、日本の主権に属することだが、バランスの問題でもある。戦後の敗戦処理の不完全さにも関わらず日本が国際社会に復帰できたのでは、平和憲法の存在により日本が再び脅威にならないという補完性が担保されたためであり、それにより保たれていたバランスが今の日本を支えている。そのバランスが安倍政権の諸施策により壊れかけており、しかも、憲法解釈の変更で進めようという手段に正当性がなく、他のテーマについても正当性のない手段で進めてしまうのでないかとの懸念を国際的にも生んでいる、と指摘した。

川村晃司さんは、アメリカのメディアも安倍政権の暴走に警告を発しており、その暴走を止めるためには、国民が全権を委任した訳ではないと主張し続けることが重要とコメントした。

・「戦争をしない国」にするため、若い世代に期待すること

今の日本の政治を自分の問題と捉え、その問題を真剣に考え行動に移すこと、そのためにも歴史をきちんと学ぶこと、選挙に行き参政権を行使すること、などが挙げられた。

右からエーデルスタイン氏、金氏、川村氏、明珍氏

右からエーデルスタイン氏、金氏、川村氏、明珍氏

 

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【シンポジウム】国際ジャーナリストが見る安倍政権

憲法メディアフォーラム第9回シンポジウム・JCJ2014年6月集会

日時 2014年 6月 14日(土)
13:30~16:30

会場 明治学院大学白金キャンパス 2号館2階 2302教室 http://www.meijigakuin.ac.jp/access/

資料代 1,000円 ※学生無料
事前申込み不要

パネルディスカッション
パネリスト
川村晃司(テレビ朝日コメンテーター)
ジェイク・エーデルスタイン(フリージャーナリスト、元読売新聞記者)
金玄基(中央日報東京支局長)

コーディネーター
明珍美紀(元新聞労連委員長・毎日新聞記者)

主催 日本マスコミ文化情報労組会議(MIC)、日本ジャーナリスト会議(JCJ)
共催 明治学院大学国際平和研究所(PRIME)

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お問い合わせ先:日本マスコミ文化情報労組会議(MIC)
〒113-0033 東京都文京区本郷4-37-18いろは本郷ビル2階
TEL:03-3816-2988 FAX:03-3816-2993
日本ジャーナリスト会議(JCJ)
〒101-0064 東京都千代田区猿楽町1-4-8松村ビル401号
TEL:03-3219-6475 FAX:03-3219-6478