明治学院大学国際平和研究所(PRIME) 「平和学を考える」 AJF・JVC・HFW・明治学院大学国際平和研究所(PRIME)共催なぜ今、国際家族農業年なのか? 講師:M.チャールズ・ボリコ氏 (国際連合食糧農業機関(FAO)駐日連絡事務所長) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今年は、国連が定めた国際家族農業年。食料不安に苦しむ人々の70%以上が、アフリカ、アジア、中南米、中近東の農村部に住んでいます。彼らのうち特に小規模な農家が、天然資源、政策や技術へのアクセスが不十分な「家族農家」です。 彼らは、適切な政策環境が効果的に整えられれば、直ちに生産性を向上できる可能性を持っており、飢餓や貧困の緩和、食料安全保障と栄養の提供、農村地域での持続可能な開発などを達成する上で、実は重要な役割を果たし得る人びとでもある、というのです。家族農業が持つこれらの重要な役割に、世界の注目を集めるために定められたのが、「国際家族農業年」です。 これまで「”悲惨な生活を送っている”ので支援が必要」、とされてきた途上国の貧しい家族農家に、本当にそんな力があるのでしょうか? FAO駐日連絡事務所のチャールズ・ボリコ所長に、コンゴ民主共和国で育ったご自身の体験を踏まえて、家族農業の可能性と家族農業年の意義について話してもらいます。 ※使用言語:日本語(一部英語。その箇所は通訳を用意します) 【講師プロフィール】 ┏━━━━━━━━━━━━━━━ |