【PRIME共催公開講演会、開始時間変更あり】アキム・シェルギ氏講演会―イスラーム小中高校の設置動向をめぐって―
日時:2015年5月24日(日)15:30~ (1時間半程度)
会場:明治学院大学白金キャンパス本館8階81会議室 http://www.meijigakuin.ac.jp/access/
使用言語:フランス語
事前申込み:必要
参加費:不要
講師:アキム・シェルギ氏
【趣旨】
フランスでは1989年、パリ郊外中学校での生徒のスカーフ着用が政教分離〔ライシテ〕原則違反であると教師に判断され、登校を禁じられる事件が起きた。この事件は「スカーフ事件」と呼ばれ、以降、フランスで憲法的価値を有する政教分離原則とイスラームとの対立関係を象徴するものとして、たびたび問題化してきた。そして2004年3月15日にスカーフ禁止法が成立すると、公立学校での女子生徒のスカーフ着用が禁じられる。こうした状況のなか、次々とイスラーム中高校が設立されていく。
現在、フランス最大のイスラーム小中高であるAl Kindhiの責任者であり、フランス最大のイスラーム組織UOIFの法律顧問であるアキム・シェルギ氏を招き、現在フランスで活性化しているイスラーム小中高設立の動きについてお話しいただき、参加者全員で議論する。
【アキム・シェルギ氏略歴】
Hakim CHERGUI。1977年生まれ。グルノーブル第2大学法学研究科DEA修了、法廷弁護士(パリ)。リヨン郊外Rilleux la Papeモスク責任者、ムスリム私立学校AlKindhi責任者、スカーフ禁止法に反対する3月15日委員会法律問題責任者。
共催:明治学院大学国際平和研究所 討議民主主義プロジェクト
アキム・シェルギ氏の招聘は大阪大学国際共同研究促進プログラム:「人文科学における日仏研究交流拠点の形成-思想・教育・臨床を中心として-」(大阪大学人間科学研究科)に、なお滞在費は科研費基盤C「欧州における移民出身ムスリムの排除と包摂:移民を包摂するシティズンシップの構築」(代表:浪岡新太郎)による。
*参加される方は、会場準備の関係上、事前に浪岡までメールでご連絡ください。明治学院大学国際学部 浪岡 新太郎 namiokas@k.meijigakuin.ac.jp
*また、発表には通訳は入りませんが、参加者からの簡単な質問ならば参加者同士でやりとり可能です。
お問い合わせ:明治学院大学国際平和研究所(PRIME)
■TEL:03-5421-5652 ■MAIL :prime@prime.meijigakuin.ac.jp
■FAX:03-5421-5653 ■URL:http://www.meijigakuin.ac.jp/~prime