今年はビキニ事件から60周年。ビキニ・デーの3月1日をはじめとして、多くのイベントが予定されていますが、その一環として、明治学院大学で国際シンポジウムを開くことになりました。広島・長崎への原爆投下によって幕を開けた「核時代」が、ビキニ事件によって新しい段階に入ったことをあらためて確認し、今日わたしたちが取り組まねばならない核廃絶という課題のために、事件をふり返ることの意義を共に考えます。(日本語と英語の同時通訳が入ります。)

 

日時:316() 14:0018:00

会場:明治学院大学白金校舎 本館10階大会議場

国際学部付属研究所・国際平和研究所(PRIME)共催

※入場無料、事前申し込み不要

 

パネリストとプレゼンテーション表題:

 

ローレンス・ウイットナー(ニューヨーク州立大学名誉教授(歴史学))「平和の歴史学会」元会長、おもな著作に『核廃絶運動の歴史』全三巻。

“Capturing the Meaning of the Nuclear Age: The Bikini Incident, the ‘Golden Rule,’ and Nuclear Disarmament Activism in the Pacific”「核時代とはどのような時代なのか:ビキニ事件、『ゴールデンルール号』と、太平洋における核軍縮運動」

 

サンディ・ブッチャー(パグウオッシュ会議事務局長)学生時代よりパグウオッシュ運動に関わり、現在ロンドン事務所でジョセフ・ロートブラットの資料整理にあたっている。

“The Russell-Einstein Manifesto Revisited: Prescriptions for Our Future”「ラッセル・アインシュタイン宣言をふりかえる: わたしたちの未来のための提案」

 

李俊揆(北韓大学院大学研究員)韓日の市民運動を研究。日本の原水禁運動についても詳しい。元国際学部付属研究所研究員。

“Lessons Learned or Ignored: Attitude Towards Nuclear Weapons in South Korea”「事件から何を学ぶのか:韓国における核兵器のとらえ方」

 

ディスカッサント:

竹峰誠一郎(明星大学教員)マーシャル諸島のフィールド調査をもとに被爆の実態を研究。日本平和学会「グローバルヒバクシャ」分科会を共同主宰。

 

司会:

高原孝生(明治学院大学国際学部教授、PRIME所員)国際政治学・平和研究専攻。核軍縮問題の歴史的展開を研究。国際パグウオッシュ評議会の前評議会員。