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研究会

【PRIME主催研究会】「中東情勢と、軍・警察の民主的統制の確立」


開催概要

  • 講 師 :アーノルド・リュートルド
  • 参加申込 :参加費無料、事前申込み不要
  • 日時 : 2015.11.09[月] 14:00~18:00
  • 場所 :学 外

趣 旨

東日本大震災の被災地である東北・常磐地域は、長い間、農林水産物、鉱物資源、そして都市労働力の「供給地」として、首都圏を支える立場におかれてきました。こうした首都圏集中の構造は、震災後なお、維持・再編されようとしています。その勢いは、戦後復興から高度成長期にかけて各地域を席巻した「開発主義」の波と、どこか共通してはいないでしょうか。

「開発」についての議論は、その是非にかかわらず、「開発」と向き合うひとびとの営為が「成功」だったか「失敗」だったか、そしてその原因は?といった点に偏りがちであるように思われます。しかし、地域史にこだわって、ひとびとのミクロな行動や議論を追いかけてみると、意外な多面性がみえてきます。本シンポジウムでは、戦後日本の固有の地域に注目した研究を比較・検討しながら、通底する「いま」を考える視座はなにか、考えます。


発表者

高村竜平(秋田大学/文化人類学・朝鮮近現代史)
「被災地ならざる被災地―秋田県大館市・小坂町の3・11」

友澤悠季(法政大学/PRIME研究員/環境社会学)
「“ここにはここのやりかたしかない”―岩手県陸前高田市のひとびとの模索」

猪瀬浩平(明治学院大学/PRIME所員/文化人類学)
「原発推進か、反対かではない選択―高知県窪川における二つの開発」

中田英樹(明治学院大学/PRIME研究員/農業経済学・中米地域研究)
「ある青年のみた「復興」のすがた
―福島における「土壌スクリーニング・プロジェクト」

コメンテーター

鄭栄桓(明治学院大学/PRIME所員)

齋藤雅哉(明治学院大学/社会学部付属研究所所員)


【主催】:明治学院大学国際平和研究所
【企画】:明治学院大学国際平和研究所研究プロジェクト「国内植民地論の再検討」
【共催】:共同研究「原発災害を契機とした「国内植民地」構造再編の把握
─「公害」の経験を参照軸とした新たな農業・農村研究の構築」
2012年度トヨタ財団共同研究助成採択(〜2013年度)

お問い合わせ先

【お問い合わせ】明治学院大学国際平和研究所(PRIME)

TEL:03-5421-5652 FAX:03-5421-5653

URL:http://www.meijigakuin.ac.jp/~prime