シンポジウム
主催
特定非営利活動法人 日本イラク医療支援ネットワーク(JIM-NET)、明治学院大学国際平和研究所(PRIME)
概要
2011年に始まったイラクの隣国シリアの内戦は悪化するばかりです。250万人を超える難民が発生し、イラクにも20万人を超える難民が来ています。イラク国内でも情勢は急速に緊迫して内戦状態に陥り、JIM-NETが支援しているアルビルのナナカリ病院にもシリア難民、ファルージャからの避難民に加えてモスルからも患者が来ています。
一方、安倍政権は、武器輸出、集団的自衛権の行使容認をかかげ、積極的平和主義の名の下に、国際貢献のスタイルを大きく変えようとしています。11年前、イラク戦争を日本政府は支持しましたが、そのことに対する検証もされないままになっています。
7月5日のシンポジウムでは、イラク戦争を振り返りながらも、イラク、シリア両方の前線で取材を続けるジャーナリスト安田純平さんから今年4月から5月にかけてイラク現地を取材した最新の情報を伝えてもらい、谷山博史さんからは、NGOが直面する問題を挙げてもらいながらも、自由に語る会にしたいと思います。ぜひ、ご参加ください。
【発言者プロフィール】
安田純平(やすだ・じゅんぺい)氏
1974年、埼玉県出身。ジャーナリスト。一橋大学社会学部卒業。1997年より信濃毎日新聞記者として、北アルプスし尿処理問題や脳死肝移植などを担当。2003年よりフリー。2002年よりイラクを取材し、2004年の取材中に地元武装自警団に拘束される。その後、調理人としてイラクで活動する米国の軍事請負業者に潜入し、ルポ 戦場出稼ぎ労働者 (集英社新書)を上梓している。
谷山博史(たにやま・ひろし)氏
日本国際ボランティアセンター代表理事。JM-NET理事。86年にJVCに参加し、カオイダン難民キャンプで技術学校担当。タイ、ラオス、カンボジアでの駐在を経て、94年から事務局長。02年からJVCアフガニスタン現地代表。この間、地域の国際協力推進会議(CDI-Japan)、NGO非戦ネットなどのネットワーキングに関わる。06年より代表理事。国際協力NGOセンター(JANIC)副理事長、イラク戦争の検証を求めるネットワーク呼びかけ人。
佐藤真紀(さとう・まき)氏
ブリヂストン在職中に、青年海外協力隊に参加。イエメンを内戦で追い出され、その後シリアに。1997年からJVCに参加し、パレスチナにかかわる。2002年からイラク支援をはじめ2004年には、小児がんの子どもたちを支援するNGO、日本イラク医療支援ネットワークを鎌田實医師らと立ち上げ、事務局長に。
特定非営利活動法人 日本イラク医療支援ネットワーク(JIM-NET)
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