共催研究会
【主催】
宇都宮大学国際学部附属多文化公共圏センター、福島乳幼児・妊産婦支援プロジェクト、群馬大学社会情報学部附属社会情報学研究センター、茨城大学人文学部市民共創教育研究センター、明治学院大学国際平和研究所(PRIME)
【概要】
3.11原発震災から3年近くが経過するなか、原発事故に起因する放射能汚染は継続しており、福島県と北関東をはじめとする周辺被災地域において、深刻な被害が続いています。しかし、福島県外の「低認知被災地」や、福島県外での生活を余儀なくされている避難者には、いまだに十分な支援が届いていません。栃木県、群馬県、茨城県において実施した被災者アンケート、福島県からの避難者のアンケート調査(各種)にもとづいて、終わらない被害の現状とその問題構造、そして今後必要な支援の在り方について考えます。
※入場無料・事前申し込み不要
【プログラム】
第1部 北関東地域の被災者調査報告
① 栃木県内被災地域 乳幼児保護者アンケート(清水奈名子 宇都宮大学)
② 群馬県内被災地域 被災者アンケート(西村淑子 群馬大学)
③ 茨城県内被災地域 被災者アンケート(原口弥生 茨城大学)
④ 福島県からの避難者アンケート (高橋若菜、阪本公美子、匂坂宏枝 宇都宮大学)
第2部 パネル・ディスカッション 「終わらない被害と被災者の救済を考える」
司会:重田康博(宇都宮大学)
【パネリスト紹介】
●伊藤和子(いとう かずこ)
弁護士。国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ事務局長。日弁連両性の平等に関する委員会委員。 国際人権問題委員会委員。UN Women アジア太平洋地域アドバイザー。国際人権法学会。ジェンダー法学会理事。
●手塚真子(てづか まこ)
栃木県那須塩原市在住。栃木県北部の放射能汚染問題への対応を進めるため、「那須塩原放射能から子どもを守る会」を立ち上げ、現在も代表として活動中。
●大山香(おおやま かおり)
福島県富岡町出身、栃木県宇都宮市在住。福島市からの自主避難者として、「とちぎ暮らし応援会」の訪問支援員、「栃木避難者母の会」代表として活動中。
●荻三枝子(おぎ みえこ)
茨城県ひたちなか市在住。「関東子ども健康調査基金」共同代表として、関東地域での甲状腺検査を継続的に実施。 代表をつとめている「未来への風 いちから」は、ひたちなか市近辺の広域避難者への寄り添い活動も展開。
●村上岳志(むらかみ たけし)
福島県福島市出身、新潟県新潟市在住。新潟市域の避難者自治会、新潟市避難者支援協議会、広域災害避難者支援機構FLIPのそれぞれ代表を務め、避難者、支援者の両面で幅広く活動中。
●他
明治学院大学国際平和研究所(PRIME)
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