講演会
「戦争の犠牲者の遺骨の上に新たな戦死者を生む基地を作る。これ以上の死者への冒涜はないって思うんです。」(『沖縄タイムス』2015年4月12日1面「沖縄を語る–次世代への伝言」)
新基地建設が始まった沖縄県名護市の辺野古。そこにはまだ多くの戦没者の遺骨が国による調査収集もされず放置されているという。このことは東京ではほとんど知られていない。34年間かけて途方もない数の沖縄戦犠牲者の遺骨を掘り、身元調査をし遺族に遺骨を届ける活動をしてきた具志堅氏は、発掘された遺骨の状況から沖縄戦の現実を丁寧に語ってきた。2013年に辺野古埋め立てが承認されたことに危機感を抱き、新たな戦争へと繋がる基地建設は生き続けたかった犠牲者の死を無駄にすることになると同氏は訴える。その思いに触発され、東京での講演が実現した。本土に住む私たちはこの現実にどう答えればよいのだろうか。
●講師:具志堅隆松氏(沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」代表)
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