「インパール作戦―現地被害・記憶・和解」連続オンラインセミナー

アジア太平洋戦争中のインパール作戦は、兵站無視の無謀な作戦により何万人もの死傷者を出した作戦として有名です。近年では、無謀な政策を揶揄してインパール作戦のようだと表現されることがあります。しかし、インパール作戦の戦場となったインド北東部のナガランド州・マニプル州(現在)には人が住んでおり、その地域にも被害が及んだことはほとんど知られていません。この連続セミナーでは被害の状況を明らかにすること、また補償がなされていないことを問題提起し、和解のあり方を考えることを目指します。第1回目は、インパール出身の若手研究者が英領インド政府の戦後救済復興策や補償の申し立てを歴史的資料から明らかにし、被害の状況を知る手がかりとします。

日時　　：　2021年1月25日(月)　18:00～20:00

場所　　：　ZOOMを利用したオンライン開催

申し込み：　要　1月22日(金)までにGoogleフォームよりお申込みください。
　　　　　　https://forms.gle/jWBzcEiiqfGbrpYJ9
　　　　　　お申込みいただきました方に、当日の参加方法等、詳細をご案内させていただきます。

参加費　：　無料

第１回報告タイトル　：　「第二次大戦後のマニプル及びナガ丘陵における戦時補償」

報告者　：　ディーパク・ナオレム(ダウラトラム大学講師、デリー大学歴史学部博士課程)

討論者　：　内海愛子(大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター所長)

主催：　インパール作戦後の和解を考える会

共催：　明治学院大学国際平和研究所(PRIME)

※第2回目以降の予定は以下の通りです。日程は決まり次第、お知らせします。

第２回　　木村真希子(津田塾大学)：「シャレングラは日本兵と結婚したのか？――インパール作戦をめぐる語りと記憶」
　　　　　討論者：竹中千春 (立教大学)

第３回　　渡部春奈(デリー大学)：「ナガランドにおける第二次世界大戦の記憶と記念式典を理解する」（仮）
　　　　　討論者：未定