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シンポジウム

【PRIME主催シンポジウム】帰れない遺骨 帰れない島民 ――硫黄島の歴史・現在・未来を考える――


開催概要

  • 講 師 :浜井和史氏、酒井聡平氏、楠明博氏、羽切朋子氏、西村怜馬氏、石原俊氏
  • 言 語 :日本語
  • 参加申込 :申込み不要、参加無料
  • 日時 : 2022.11.16[水] 18:00~20:30
  • 場所 :明治学院大学 白金校舎 地 図  本館1101教室

 

※「帰れない遺骨 帰れない島民 ――硫黄島の歴史・現在・未来を考える――」当日の動画データが公開されました※
ご関心のある方は、以下のリンクよりご確認ください

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第Ⅰ部 講演 遺骨収集の戦後史――旧日本帝国と硫黄島をめぐって
https://youtu.be/kSHmw-AebWw
第Ⅱ部 パネルディスカッション 硫黄島民2世・3世による遺骨収集の取り組み
https://youtu.be/zQscXix4pik
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*第2部における楠明博さんのご発表のスライドには、遺骨写真が多数含まれるため、別カメラによる撮影となります。
*事情により予告なく配信終了することもありますので、早めにご視聴ください。

 

 

帰れない遺骨 帰れない島民 ――硫黄島の歴史・現在・未来を考える――

 

 第2次世界大戦で最も凄惨な戦場のひとつといわれ、日本軍側だけで約2万2000人(米軍側は約6800人)が亡くなったとされる、硫黄島地上戦。1968年の小笠原諸島施政権返還後、半世紀にわたって、政府の努力と熟練ボランティアの尽力によって遺骨収集が進められてきたが、いまだ1万柱近くの日本軍将兵・軍属・軍夫の遺骨が見つかっていないとされる。
 一方、戦時強制疎開の対象となった硫黄島民は、故郷を失って今年で78年になる。硫黄島は地上戦後、米軍の秘密基地として利用され、1968年の施政権返還後は半世紀以上、自衛隊によって排他的に使用されている。また強制疎開時に、16~59歳の男性島民の多くは軍属として硫黄島に残留させられ、その大多数が地上戦の犠牲になった。
 本シンポジウムは、遺骨収集史研究の第一人者、遺骨収集を担う硫黄島民2世・3世が一堂に会する、おそらく初めての機会となる。この貴重な場を、かつての生活の場でもあり戦場でもあった硫黄島をめぐる歴史・現在・未来について、深く考える機会としたい。

 

日時  : 2022年11月16日(水) 18:00~20:30(開場17:45)

場所  : 明治学院大学白金キャンパス 本館 1101教室 ※対面方式の開催のみ

申し込み: 不要 直接会場へお越しください。
      ※ご来学の際は、マスク着用・手指消毒・フィジカルディスタンスの確保にご協力をお願いいたします。

 

第Ⅰ部 講演
 遺骨収集の戦後史 ――旧日本帝国と硫黄島をめぐって

講演①  「海外戦没者」の戦後 ――遺骨収集の歴史と課題
     浜井 和史 氏 (帝京大学教育学部 准教授)

講演②  今なお1万人が眠る理由 ――硫黄島の遺骨収集70年
     酒井 聡平 氏 (北海道新聞社東京支社 記者)

 

第Ⅱ部 パネルディスカッション
 硫黄島民2世・3世による遺骨収集の取り組み

掲題   楠 明博 氏 (小笠原村在住硫黄島旧島民の会 事務局長)
     羽切 朋子 氏 (全国硫黄島島民3世の会 副会長)
     西村 怜馬 氏 (全国硫黄島島民の会 事務局長/全国硫黄島島民3世の会 会長)

コメント 浜井 和史
     酒井 聡平

 

司会・コーディネーター 石原 俊 氏 (明治学院大学社会学部 教授/PRIME所員/全国硫黄島島民3世の会 顧問)

 

 

主催  : 明治学院大学国際平和研究所(PRIME) / 全国硫黄島島民3世の会

後援  : 明治学院大学社会学部付属研究所 / 小笠原村在住硫黄島旧島民の会

 

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お問い合わせ先

明治学院大学国際平和研究所(PRIME)
108-8636 東京都港区白金台1-2-37 明治学院大学白金キャンパス 本館9階
TEL:03-5421-5652  FAX:03-5421-5653 
E-MAIL:prime@prime.meijigakuin.ac.jp